BP(バイトプレート)についての話 第3回

こんにちは 院長の喜島です。
秋分もすぎて秋も深まってきました。
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋など、秋にはいろんな思いが湧きますね。
あなたは、どんな秋を思い浮かべるでしょうか・・・

さて、今回は第3回最後の話です。
以前のお話は以下のブログを参照して下さい。
第1回BPについての話
第2回 バイトプレートの必要性について 〜その1〜
第2回 バイトプレートの必要性について 〜その2〜

それでは、始めます。
■第3回 バイトプレートの利点欠点
前回はバイトプレートの必要性についてお話しました。
歯を失わないためにもバイトプレートを着けた方が良いことがお伝え出来ていれば幸いです。                                     さて、今回は
●第3回 バイトプレートの利点欠点についてQ&A形式でお伝えします。

まずは欠点からお伝えします。
・欠点
①Q:細菌の増えやすくなりますか?
A:バイトプレートをつけることによって口腔内の細菌増え方はどう変わるのでしょうか?
就寝時は、唾液の量が減ります。唾液にはお口中の細菌を洗い流す効果があります。
これを“唾液の自浄作用”といいます。
唾液の量が減ることによって口腔内の細菌が繁殖しやすくなり、むし歯になるリスクが高くなります。だからこそ、就寝時に歯磨き、フロスの使用など基本となるホームケアをしっかり行う事が重要となってきます。
バイトプレートの使用前にホームケアをしっかりと行っていれば、虫歯になるリスクは心配するほどではないといわれています。
②Q:バイトプレートはどれぐらいもちますか?
A:個人差がありますが、ほとんどの方が1年以上持ちます。
ですが、歯ぎしりや噛みしめの強さによっては、1年持たない方もいらっしゃいます。
バイトプレートは消耗品です。歯ぎしりや噛みしめが強い人ほど早くすり減っていきます。一番奥の歯のところがもっともすり減りやすいです。
バイトプレートの一番奥の所が、すり減って穴が空いてきたら新しく作る時期になってきます。                                   ③Q:違和感はありませんか?
A:多少はありますが、ほとんどの方は気にされません。
当院では、初めての方には、慣れやすいように約1ミリの厚さでバイトプレートを作製します。1ミリの厚さですぐにすり減らしてしまう方には、少し厚めで更に硬い材質のバイトプレートを選んでいただくことも可能です。

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次はバイトプレートの利点です。
①歯を失うリスクが減る
歯を失う要素は、大きく分けて
・歯周病
・むし歯
・歯にかかる大きな力の3つがあります。
バイトプレートを使用することによって歯にかかる大きな力 をやわらげることができます。                                    ②歯がすり減るのを抑制する。
無意識に行う“歯ぎしり”や“噛みしめ”で歯がすり減る前に、バイトプレートがすり減って歯を守ります。                                  ③知覚過敏の予防
歯に大きな力がかかることで、歯の神経に負担をかけ知覚過敏になることがあります。
バイトプレートはそれを抑制する効果があります。
④治療した被せを長持ちさせる
“歯ぎしり”や“噛みしめ”が原因で、せっかく治療した歯が欠けたり割れたりするときがあります。バイトプレートはそれを抑制する効果があります。
⑤歯ぎしりの音を防ぐ。
バイトプレートをすることで、上下の歯と歯が直接当たらないので、歯ぎしりの音を防ぐ効果があります。

バイトプレートには、欠点よりも利点の方が多いですね。

今回でバイトプレートの話は終わりです。
あなたの大切な歯を守る為に、
バイトプレートを活用しましょう。

<院長:喜島>

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