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書籍紹介(211)

2023.04.17
ウイルスとお口の関係📚

皆さま、こんちには。
歯科衛生士兼カウンセラーの宮岡です。
インフルエンザがはやっていますね。
3年ぶりの流行だそうです。
お互い気をつけていきましょう。

免疫力を高めてウイルスを遠ざける7秒うがいの書籍の中から、ウイルスとお口の関係について紹介します。

ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、お口の中が汚れていると感染症が重症化しやすいです。
お口の中の汚さと感染症の重症化リスクの関係性は多くの研究で明らかになっています。
そもそも、むし歯や歯周病(歯肉炎)といった病気も細菌による感染症です。
お口のケアが不足していると感染症リスクが上がってきます。

感染症の一つにインフルエンザがあります。
医師の間では常識となっているそうてますが、お口の中が汚いとインフルエンザになりやすく、重症化もしやすくなります。
奈良県でおこなわれた介護施設の調査ですが、高齢者の方に歯磨きなどの口腔ケアを徹底したところ、インフルエンザの発症率が10分の1に激減したそうです。

原因はおもに歯周病菌です。
汚いお口の中では歯周病菌が繁殖しています。
歯周病菌は主に歯周病ポケットに潜んでいます。歯周病ポケットとは歯と歯ぐきの隙間です。
子どもや若い世代の方の場合は歯肉炎ですね。
歯周病菌は歯周病(歯肉炎)や口臭などお口の中のトラブルに限定した菌だと思っている方も多いと思いますが、想像以上に身体全体へさまざまな悪さをしています。
その一つが歯周病菌が出すタンパク質を破壊する酵素です。
これは口や喉の細胞や粘膜を攻撃するので、歯周病だらけのお口の中は常に傷だらけになってしまいます。
この酵素で粘膜を保護している層が破壊されるとインフルエンザウイルスなど侵入しやすくなります。
さらに、歯周病菌はインフルエンザウイルスを助けてしまう酵素も生み出してしまいますので、ウイルスが増殖しやすい環境になってしまいます。
結果、インフルエンザになりやすいということです。

インフルエンザウイルスに関しては、上気道といってのどや鼻、咽頭から体内に侵入します。
そして、同時にはやっている新型コロナウイルスに関しては上気道だけではなく、歯ぐきや舌、唾液腺といったお口の中の細胞からも体内に侵入することが最近の研究でわかってきています。
舌表面のでこぼこの中にも潜んでいて、舌が白く汚れている方は感染症の重症化リスクが高いと言われています。

つまり、インフルエンザウイルスはガラガラうがいで予防できますが、新型コロナウイルスはぶくぶくうがいなどお口の中を清潔にしておく必要があります。

お口は日々の健康とつながっているということです。

<歯科衛生士兼カウンセラー:宮岡>

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