こんにちは院長の喜島です。
今回はバイトプレートの効果についてお伝えします。
バイトプレートを着けることで歯が割れるリスクどのくらい予防できるのでしょうか?
調べてみました。
残念ながらバイトプレートをつけることでの歯が割れるのを予防するデータは特に見つけらませんでした。
ですが、バイトプレートをつけることで、咬む力が反射的に弱まることはわかっています。
この噛む力が反射的に弱まることがバイトプレートの効果です。
以下に公益財団法人8020推進財団が出している
第2回 永久歯の抜歯原因調査 報告書 からのデータを紹介します。
ここでは、歯が割れることを “破折”と表記しています。
1)抜歯の主原因
抜歯の主原因別の割合を図 29 に示す。最も多かったのは歯周病 (37.1%)で、 次いで、 う蝕 (29.2%) 、
破折(17.8%) 、その他(7.6%) 、埋伏(5.0%) 、矯正(1.9%)の順であった(図29) 。
図31より30歳を過ぎると破折による抜歯の割合が高まっています。
また、咬合力が強いと歯の破折のリスクが高まりますが、図33より2018年と2005年の抜歯の原因の調査結果から、歯の破折による抜歯の割合が増えていることが分かります。
以上のデータより、
① 咬む力が強いと歯が割れるリスクが高くなり、以前よりも増加していること。
② 歯が割れると、抜歯によって歯を失うこと。
③ 30歳をすぎると、歯が割れるリスクが高くなること
が分かります。
就寝時の咬む力を弱めることができるバイトプレートを着けることは、歯を失わない予防にもなると言えます。
なので、咬む力の強い方は、バイトプレートを着けることをお勧めします。
きじま歯科医院では、“ブラキシズム”の症状の強い方には、
大切な歯を守る為に、バイトプレートをお勧めしています。
〈院長:喜島〉
吹田 きじま歯科医院
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