2025.10.19
再石灰化
皆さま、こんちには。
歯科衛生士の宮岡です。
ようやく秋も深まってきましたね。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
さて、この夏もたくさんの患者様に定期検診でお越しいただきました。ありがとうございます。
皆様、お口の病気の中で気になるものの1つは…
やはり、むし歯ではないでしょうか。
今回はむし歯についてお話いたします。
お口の中にはたくさんの菌が存在しています。
その中でもむし歯菌として、有名なのがミュータンス菌です。
この菌はお口の中の糖分をエサにして活動します。そして、酸を出します。
その酸によって歯が溶け出すことを脱灰と言います。
ただ、脱灰がずっと続いているわけではありません。
再石灰化という言葉を歯磨き粉のCM等で聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
溶けた歯が唾液の力により、元に戻ることを再石灰化といいます。
お口の中ではお食事のたびに脱灰と再石灰化が繰り返されています。
ただ、再石灰化には時間が必要です。
夏休みだからといって、ずっと食べっぱなしだと脱灰の時間が多くなり、むし歯リスクが上がります。
だからこそ、食事やおやつは時間を決めて食べることが大切です。
また、再石灰化を促進する効果があるのが、フッ素です。
普段から取り入れられるものとして、フッ素入りの歯磨き粉や洗口液があります。
特にお子様の場合は、高濃度のフッ素を3ヶ月に1回は歯医者さんで塗布することをおすすめします。
むし歯には段階があり、初期では痛みがありません。
ご自身で気づくのは困難です。
だからこそ、定期検診でむし歯の検査をしていきましょう。
そして、お口の細菌を減らし、
むし歯のリスクを減らすために歯科衛生士によるプロのクリーニングがおすすめです。
この夏もたくさん美味しいものを食べられるよう、お口の中をキレイにしていきましょう。

<歯科衛生士:宮岡>
吹田 きじま歯科医院