2025.07.02
口呼吸がおねしょ(夜尿症)の原因のひとつってご存じですか?
2025.07.02
こんにちは、院長の喜島です。
今回は、口呼吸とおねしょ(夜尿症)の関係をお伝えします。
普段、私たちは鼻で呼吸をしていますが、アレルギーや鼻詰まりなどで口で呼吸をしてしまうことがあります。
この口呼吸が、実はおねしょの原因になることがあります。
口で呼吸をすると、肺に入る酸素が少し足りなくなってしまいます。
すると、体は「もっと酸素が必要だ!」と感じて、体の中の血液の量を増やそうとします。
血液の量が増えると、心臓はいつもより頑張って血液を送り出さなくてはいけません。
寝ている間も心臓が活発に動くことになるので、体は余分な水分を外に出そうとします。
その結果、寝ている間に尿がたくさん作られてしまい、おねしょにつながってしまうことがあるのです。
もし、寝ているときにいびきをかいたり、鼻が詰まって口で呼吸をしているようなら、
アレルギーやのどの奥にあるアデノイドが大きくなっているなどの原因があるかもしれません。

口呼吸は歯並びにも影響します。
アレルギーやアデノイド肥大などが原因の口呼吸によるおねしょには、耳鼻咽喉科での治療が有効です。
しかし、顎の骨格や歯並びが原因で口呼吸になっている場合は、
顎顔面矯正が根本的な原因へのアプローチとなり、おねしょの改善につながることが期待できます。
もし、お子さんのいびきや口呼吸が気になるようでしたら、いちど歯並びをチェックしてもらうのも有効です。
気になる方は一度ご相談ください。
〈院長:喜島〉
吹田 きじま歯科医院