2025.06.18
口呼吸の原因ってご存じですか?
2025.06.18
こんにちは、院長の喜島です。
今回は、口呼吸の原因についてお伝えします。
口呼吸の主な原因は、鼻の通りが悪くなることです。
具体的には、以下の3つの状態が挙げられます。
• アデノイド肥大: 鼻の奥にあるアデノイドという
• リンパ組織が大きくなりすぎると、空気の通り道を塞いでしまい、口で息をするようになります。
• 鼻中隔彎曲: 鼻の穴を左右に分ける壁(鼻中隔)が曲がっていると、
どちらか一方または両方の鼻の通りが悪くなり、口呼吸になりやすくなります。
• 口蓋扁桃の肥厚: いわゆる扁桃腺と呼ばれる口蓋扁桃が大きく腫れていると、
気道が狭くなり、鼻で息をするのが苦しくなって口呼吸になることがあります。
そして、成長期に鼻呼吸がうまくできない状態が続くと、
顔面の骨格や歯並びにも影響が出ることがわかっています。
例えば、下顎が後ろに引っ込んだような形になったり、顔が縦長になる傾向があります。
歯並びへの影響としては、前歯が開いたまま噛み合わなくなる(前歯部開咬)、
上の前歯が下の前歯よりも大きく前に出る(上顎前突)、
奥歯が内側に入り込む(臼歯部交叉咬合)といった状態が起こりやすくなることが報告されています。
このように、口呼吸は単に口で息をするだけでなく、顔面の成長や歯並びにも深く関わっています。
顎顔面矯正で顎の骨の成長不足を改善すると鼻の通りが良くなり口呼吸の改善が期待できる場合もあります。
きじま歯科医院では顎顔面矯正を取り入れています。
お子さんの歯並びや口呼吸が気になる場合は一度ご相談下さい。

〈院長:喜島〉
吹田 きじま歯科医院