2026.05.13
含歯性嚢胞(がんしせいのうほう)の経過について
こんにちは、院長の喜島です。
今回は、当院での 「含歯性嚢胞」 の症例についてご紹介します。
実際のレントゲン画像(術前・術後)も添付していますので、経過がよりわかりやすいと思います。
含歯性嚢胞とは?
含歯性嚢胞とは、あごの骨の中にできる袋状の病変のひとつで、
まだ生えていない歯(特に親知らずや永久歯の萌出部位)に関連して発生します。
歯の周囲に液体がたまり、風船のように膨らんでいくことで、
骨を圧迫・吸収したり、歯並びに影響を及ぼすことがあります。
自覚症状が少なく、レントゲン検査で偶然見つかることが多いのも特徴です。
🔹 術前の状態(レントゲン画像)
術前のレントゲンでは、歯の周囲に丸く黒い影(透過像)が確認できます。
この部分が嚢胞で、内部には液体がたまっています。
放置すると嚢胞は大きくなり、周囲の歯の位置異常や骨の吸収を引き起こす可能性があります。

🔹 治療方法
治療は、嚢胞の摘出手術が基本となります。
局所麻酔下で嚢胞の袋と関連する歯を除去し、病理検査で確定診断を行います。
手術自体は口腔外科処置紹介で行いました。
術後の腫れや痛みも数日で落ち着くケースが多いです。
🔹 術後の経過(レントゲン画像)
術後のレントゲンでは、嚢胞が除去され、骨の回復が進んでいるのが確認できます。
時間の経過とともに、骨は自然に修復されていきます。
術後は定期的にレントゲンで経過を観察し、再発がないかを確認していきます。


🔹 まとめ
• 含歯性嚢胞は「埋伏歯(まだ生えていない歯)」の周囲にできる袋状の病変
• 自覚症状が少ないため、レントゲンでの早期発見が大切
• 手術で除去すれば、骨は回復し健康を取り戻せる
「親知らずの周りに影があると言われた」「レントゲンで異常を指摘された」という方は、早めにご相談ください。
嚢胞は放置して大きくなる前に処置することが、快適なお口の健康につながります。
〈院長:喜島〉
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