2025.01.22
歯の構造ってご存じですか?
こんにちは、院長の喜島です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は歯の構造についてお伝えします。
まずは、下の図を見てください。
この図は歯の構造を簡単にイラスト化したモノです。
歯はエナメル質、象牙質、歯髄の3つの層からできています。
健康な歯の場合、歯ぐきから上の部分、鏡で見てお口の中に見えている部分はエナメル質になります。
エナメル質は、人の身体で一番硬い部分です。そこがムシ歯菌が出す酸によって歯が徐々に溶けていきます。
これがムシ歯といわれるものです。
一般的にムシ歯は歯の表層のエナメル質の部分から進行していきます。
歯の健康状態は、C0からC4までの5段階で表されます。それぞれの段階について、簡単に説明します。
C0:初期の段階
• 特徴: 歯にまだ穴が開いていない、ごく初期の段階です。
• 治療: フッ素入りの歯磨き粉を使うなど、適切なケアをすることで、自然に治る可能性があります。歯を削るような大きな治療は、ほとんど必要ありません。
C1:初期の段階
• 特徴: C0よりも少し進行し、歯の表面が少し欠けていたり、白くなっていたりする状態です。
• 治療: 歯を削る必要はなく、経過観察をすることが多いです。
C2:進行した段階
• 特徴: 歯の表面のエナメル質だけでなく、象牙質まで虫歯が達している状態です。
• 治療: 歯を削り、詰め物をする治療が必要になります。治療の前に麻酔をすることが多いです。
C3:進行した段階
• 特徴: 虫歯が歯の神経まで達している状態です。痛みを感じることがあります。
• 治療: 歯の神経を取り除く治療が必要になります。その後、根管治療と呼ばれる治療を行い、被せ物をすることもあります。治療には、数回かかることがあります。
C4:かなり進行した段階
• 特徴: 歯の頭の部分が大きく欠けてしまい、歯の根っこだけが残っている状態です。
• 治療: 歯を残すことが難しく、抜歯(歯を抜く)が必要になることが多いです。
歯の健康状態は、早い段階で発見し、適切な治療を受けることが大切です。C0やC1の段階であれば、簡単な治療で済むことが多いですが、C3やC4のように進行してしまうと、治療が複雑になり、歯を失う可能性も高くなります。
定期健診時に気になることがあればお声がけください。
きじま歯科医院は、皆様のお口の健康を守ることをお手伝いします。
〈院長:喜島〉
吹田 きじま歯科医院
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