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歯科治療症例(186)

2025.04.12
歯周病を放っておくとどうなるかご存じですか?

こんにちは、院長の喜島です。
今回は、歯周病を放置して抜歯になった症例をお伝えします。
歯周病は歯の周りを支えている骨が徐々に無くなっていく病気です。
定期的な歯のメインテナンスをしなければ、歯周病が進行して歯を失うことに繋がっていきます。

●初診時 左下奥歯の痛みで来院されました。

全体的に歯周病が進行しており、左下の奥歯は神経まで到達したムシ歯があります。
歯周精密検査後、歯石を取って、親知らずを抜歯、左右下の奥歯は根っこの治療と土台までしました。
その後治療中断となりました。

●4年後再来院

右下奥歯の痛みで来院、レントゲンで以前よりも歯周病が進行しています。
右上下の第二大臼歯は歯周病の進行で歯を支える骨がなくなり抜歯となりました。
その後サイド治療中断となりました。

●更に4年後再来院

左下奥歯の痛みで再来院されました。
上下左右の奥歯の歯周病が更に進行し歯の周りの骨がなくなっています。
奥歯は残すことができないので抜歯となりました。

●初診時と9年後の比較

9年間で上下左右の大臼歯が全て抜歯となっています。
現在残っている歯も歯周病が進行しているので、今後も定期的なメインテナンスでフォローしていくことになりました。

歯周病を放置すると、知らない間に進行し、痛みが出たときには歯が残せない状態になってしまいます。
今回は、奥歯に義歯を装着して今後は定期的なメインテナンスとなり、患者様も定期的に受診されています。

生涯を通じて自分の歯で噛むためにも定期的なメインテナンスは大切です。
ムシ歯や歯周病は治る病気ではありません。
近年は、人生100年時代といわれています。
お口の健康は、寝たきりや認知症にもならずに健康寿命を伸ばすことにも繋がります。

ムシ歯や歯周病の処置をした後も、元々歯が健康な方も、定期的受診とメインテナンスでお口の健康を維持していきましょう。
きじま歯科医院はあなたの歯を守り快適な食生活を送れるようお手伝いさせて頂きます。

〈院長:喜島〉

吹田 きじま歯科医院

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