2026.09.16
良い食事が良い歯ならびを作る
2026.09.16
こんにちは きじま歯科医院 歯科医師の喜島毅哲です
「歯並びの良さ」は、実は「顎の広さ」で決まります
「親の歯並びが悪いから、この子も矯正が必要になるのかな…」と心配されている親御さんは少なくありません。
もちろん遺伝の要素もありますが、実は「顎がどれだけ正しく成長できるか」という環境要因が非常に大きいのです。
歯は、顎という「土台」に並びます。
最近の研究では、現代のお子さんは柔らかい食事(超加工食品など)を好む傾向にあり、
顎の骨への刺激が足りず、土台が狭くなってしまっていることが分かってきました。
参考論文
柔らかい食事と顎の発育の関係
上記論文では近代化以降顎の骨の大きさが縮小傾向にあることを示唆しています
また、そのほかの研究でも、3歳〜5歳という大切な時期に、あまり噛まなくてよい加工食品を多く食べている子供ほど、
顎の発育が不十分になり、歯が重なって生えてしまうリスクが高いことが報告されています。
また、国内の研究でも、成長期に「噛む力」が不足すると、顎の骨の幅や高さの発育が遅れることが証明されています。
「よく噛むこと」は、天然の矯正装置のような役割を果たしているのです
顎を成長させる「食育」3つの工夫
特別なメニューを作る必要はありません。いつもの食事を少し工夫するだけで、お子さんの「噛む回数」は劇的に変わります。
- ① 「食材のサイズ」をひと回り大きくする
一口サイズに切りすぎず、前歯で「ガブッ」と噛み切る動作を引き出しましょう。
トウモロコシを芯付きでかじったり、リンゴを厚めにスライスしたりするのがおすすめです。 - ② 食卓に噛みごたえのある食品をプラス
食物繊維の多い根菜(ごぼう、レンコン)や、弾力のあるキノコ、こんにゃくなどを加えてみてください
「しっかり噛まないと飲み込めない」状況を自然に作ります。 - ③ 食事中の「姿勢」をチェック!
意外と見落としがちなのが足元です。
足の裏がしっかり床(または足置き)についていないと、噛む力は約半分まで落ちてしまいます。
踏ん張れる姿勢が、強い咀嚼(そしゃく)を生みます。

当院では、お子さんの成長に合わせた食育指導や、顎の正常な発達をサポートするアドバイスを行っています。
「うちの子、食べるのが早すぎるかも」「いつも口がポカンと開いている」など、
ちょっとした気づきが、将来の綺麗な歯並びへの第一歩です。定期検診の際に、ぜひお気軽にご相談ください
〈歯科医師:喜島毅哲〉
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