HOME 研修の報告 顎顔面矯正治療スタッフセミナー
BLOG
研修の報告(814)

2025.06.25
顎顔面矯正治療スタッフセミナー

みなさま、こんにちは!
カウンセラーの植月です。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

一雨ごとに季節は進みますね。そう考えると憂鬱な雨も楽しく感じられます。

先日、新大阪にて開催された顎顔面矯正治療スタッフセミナーに参加しました。

鹿児島にある矯正歯科くろえクリニックの黒江和斗先生が主催されているセミナーです。

私は昨年に引き続き2回目の参加です。
今回も最新の文献からの引用があったり、

実際にクリニックにて行われているカウンセリング風景を会場で再現してくださったりと、

興味深い内容であっという間の時間でした。

黒江先生の矯正の考え方は、とても理にかなっていて、

矯正終了後、また歯並びが崩れてしまわないように後戻りをしないようにすることを考えられています。

そのためにまず土台の基礎をしっかり作っていくこと。

それは口腔内のことだけではなく、環境や生活習慣に及びます。

最新文献では、矯正と睡眠には密接な関係があると言われているそうです。
大人の睡眠時無呼吸症候群と同じように、子供にも睡眠呼吸障害で良質な睡眠が取れていないケースがあるそうです。

例えば、いびきや口呼吸、歯ぎしり、おねしょで夜ぐっすり眠れない。

そうなると日中眠気に襲われたり注意力が低下してしまいますよね。

注意欠陥障害なども睡眠の質によるところがあるそうです。

この小児睡眠呼吸障害の治療方法の中に上顎拡大、つまり上顎を広げるという方法があります。
上顎を広げることで気道確保ができれば呼吸が楽になります。

口呼吸の子供は、口からどんどん入ってくるバイキンから身体を守るため、

扁桃腺が腫れて気道が狭くなってしまう傾向があります。

鼻炎で鼻水がたくさん出るのもバイキンの影響です。

鼻で呼吸ができないから、口呼吸になってしまう。負の連鎖ですね。

気道確保し、口呼吸から鼻呼吸に移行すれば口は閉じていきます。

口が閉じれば顎が正常に発達し歯がきれいに並ぶスペースができます。つまり、歯が綺麗に並ぶことにつながります。
また口呼吸は咀嚼機能にも影響を及ぼし長期的に見たときに健康にも悪影響を与えてしまいます。

黒江先生は、顎の骨格を整えることで、歯が自然に整っていくことを目指す矯正をなさっています。
マウスピース矯正のように土台である骨格を触らず歯を並べると、

いずれマウスピースを止めたときに、また後戻りしてしまう可能性がとても高いです。

骨格が悪ければどれだけ矯正で治しても後戻りしていく。

患者様が矯正して良かったと笑顔になってもらうことが何よりも嬉しいと黒江先生はおっしゃっていました。

黒江先生の矯正への熱い思いを感じてこのセミナーに参加できてとても光栄でした。

健康の源は口から。今後も医療従事者として、患者様にとってより良い情報提供ができるよう学んでいきます。

Screenshot

〈カウンセラー:植月〉

吹田 きじま歯科医院

ブログ一覧はこちら

Instagramはこちら

医療法人愛与会 きじま歯科医院
06-6310-8818
診療時間月〜金 9:30~18:00
【休診日】日曜・祝祭日
※研修などで休診している場合がありますので、ご予約のない方は来院前にご連絡ください。
LINE相談・初診予約
医療法人愛与会 きじま歯科医院
〒565−0837
大阪府吹田市佐井寺南が丘12−1
Google MAP ▶︎︎

JR吹田駅からバスで約10分
総合運動場前バス停より徒歩3分

駐車場完備(3台)

Copyright © 医療法人愛与会 きじま歯科医院