歯を長持ちさせる方法ってご存じですか? その②歯周病に関して

こんにちは、院長の喜島です。
以前お伝えした歯を失う3大要素は①虫歯・②歯周病・③歯にかかる大きな力です。
この歯を失う3大要素に対してどのような対策をすれば良いのでしょうか

今回はその②歯周病に関してです。
●対策②歯周病に関して
歯周病は生活習慣病なので上手に付き合っていかなければなりません。
日本人の8割が歯周病ともいわれています。
歯周病の治療は、とにかく歯の周りの歯垢(プラーク)を取り除くことです。
なので、日頃の歯みがき等のホームケアーや歯科医院で行うプロフェッショナルケアーが大切になってきます。

歯科医院で行うプロフェッショナルケアーとは、定期的に行うメインテナンスのことです。
定期的に行うメインテナンスでは、お口の中の状態の、変化のチェックと歯のクリーニングを行います。
メインテナンスの目的は、虫歯の早期発見と歯周病の抑制です。
当院でも、ずっと定期的にメインテナンスを受けている方は、初診時はある程度歯周病が進行しても、そこからは歯周病が進行せず、歯を長持ちさせている方がたくさんおられます。

厚生労働省のメインテナンスの情報提供では、Beckerらの研究によると
・歯周治療を行わなかった人たちは、1人につき5年間あたり1.8本の歯を失いました。
・歯周治療を行ったけれどメインテナンスを行わなかった場合は、1人につき5年間あたり1.1本の歯を失いました。
・歯周治療を行い、治療後もメインテナンスを行った人たちは1人につき5年間あたり0.5本の歯しか失いませんでした。

というデータがありました。
上記の研究は調査対象や調査時期が異なるため単純には比較できませんが、メインテナンスは歯の保存に重要であることがわかります。【上図】

歯の治療が終わって、ご自分のお口の中が健康な状態になってもまた、まったく歯が痛くない状態の方でも、生涯自分の歯で噛み、快適な食生活を続けて行きたいものです。
健康を保つためには定期的にメインテナンスを受ける事をお勧めします。
きじま歯科医院は、皆様のお口の健康を守ることをお手伝いします。

<院長:喜島>

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