みなさま、こんにちは！
カウンセラーの植月です。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

さて先日、書籍を拝読しました。
松橋良紀さんが書かれた、「話し方で成功する人と失敗する人の習慣」と言う本です。

松橋さんは、人生はコミュニケーション次第とおっしゃっています。コミュニケーションには、他人とのコミュニケーションと自分自身とのコミュニケーションの2種類あります。話し方の技術が足りずに、損をしたり、可能性を狭くしている人も多くいます。

話し方で成功するためのアドバイスがたくさん書かれていましたので、いくつか紹介します。

・成功する人は会話の裏を読み、失敗する人は素直に受け取る。

会話の中でとてもレベルが高いと思うのは、会話から相手の感情を読み取ることです。口から発する言葉と心の中で思っている感情は一致しない。どんな感情をわかって欲しいんだろうという視点で話を聞くことが大切です。悲しみや怒り、不安、苦しみなどの言葉を聞き逃さないことがポイントです。

・成功する人は、相手と共通点を作り、失敗する人は共通点を探す。

共通点が全く見つけられない相手と仲良くなれる人がいます。その秘訣はペーシングとバックトラックです。ペーシングとは相手と波長を合わせる技術です。ポイントは、相手の波長に自分が合わせること。自分の波長に相手が合わせることではありません。波長を合わせるためにバックトラックと言うオウム返しの技術があります。相手の話した内容を繰り返して話します。ここでのポイントは1つのキーワードだけを繰り返すこと。返す言葉が、短ければ短いほどテンポを崩すことなく、話を盛り上げることができます。

・成功する人は、解決思考型の質問し、失敗する人は原因追求型の質問をする。

できなかったことの原因を追求しても、意味がないという言葉に衝撃を受けました。失敗に対してなぜ？どうして？と考えることがありますが、気を滅入らせてエネルギーを奪いマイナスへ向かってしまうことがあります。それよりも、失敗から何を得られたか。望ましい結果を得るために何をやめるか。この問題について、今私にできる事はあるか。できることがないならどうやって手放すか。そして以前はどうやってうまく切り抜けてきたか？　こんなふうに自分自身にプラスの質問をすることで前向きに乗り越えていけることに気づきました。

私が体験してきたすべての出会いやすべての言葉が今の私を作っています。私が発する言葉や相手との関わりは過去からの体験の積み重ねです。日々起こること全てに意味があり、何かのメッセージであると考えると、1日1日すべての体験を大切にしようと前向きに捉えることができます。この書籍を読んで気づいたことは、嫌いな人や苦手だと思っている人も、自分の考え方1つで全く違った見方ができるということです。相手のペースに合わせ、相手の心の感情に気づく。偏った価値観ではなく、幅広い捉え方ができるようになる。そんな高みを目指してトレーニングしていきます。

〈カウンセラー:植月〉

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