BPについての話し 第2回 〜その2〜

こんにちは、院長の喜島です。

ことしも、立秋がすぎました。
徐々に日も短くなっていきます。
残暑も豪雨もありますが身体を壊さないように、食事はしっかりと摂りましょう。

さて今回は前回の続きで、
第2回 バイトプレートの必要性について 〜その2〜です。

BPについての話し 第1回は、以下のブログを参考にして下さい。
kijimadc.com/blog/bpについての話し%E3%80%80第1回

第2回 バイトプレートの必要性について 〜その1〜は
以下を参考にして下さい。
https://kijimadc.com/blog/bpについての話し%E3%80%80第2回%E3%80%80〜その1〜/では始めます。
●第2回 バイトプレートの必要性について 〜その2〜
前回の問いかけは、
バイトプレートを着けることで歯が割れるリスクどのくらい予防できるのでしょうか?

調べてみました。
残念ながらバイトプレートをつけることでの歯が割れるリスクを予防するデータは特に見つけらませんでした。
ですが、バイトプレートをつけることで、咬む力が反射的に弱まることはわかっています。
以下に公益財団法人8020推進財団が出している
第2回 永久歯の抜歯原因調査 報告書 からのデータを紹介します。
ここでは、歯が割れることを “破折”と表記しています。


図31より30歳を過ぎると破折による抜歯の割合が高まっています。
また、咬合力が強いと歯の破折のリスクが高まりますが、図33より2018年と2005年の抜歯の原因の調査結果から、歯の破折による抜歯の割合が増えていることが分かります。

以上のデータより、

① 咬む力が強いと歯が割れるリスクが高くなり、以前よりも増加していること。
② 歯が割れると、抜歯によって歯を失うこと。
③ 30歳をすぎると、歯が割れるリスクが高くなること
が分かります。
就寝時の咬む力を弱めることができるバイトプレートを着けることは、歯を失わない予防にもなると言えます。

ですから、きじま歯科医院では咬む力の強い方には、バイトプレートを着けることをお勧めしています。

それでは、次回は BPについての話し 第3回
に続きます。おたのしみに。

<院長:喜島>

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