プレオルソから本格的な矯正(顎顔面矯正やワイヤー矯正など)への移行は、成長段階に合わせた「二段構え」の治療として非常に有効で、プレオルソで口周りの筋肉や顎の発育をサポートし、その後に本格矯正を行うことで、抜歯の回避や治療期間の短縮、後戻りの防止が期待できます。特に、3~6歳頃のプレオルソで土台を整え、永久歯が生え揃う前後の顎顔面矯正(拡大)や、永久歯が生え揃ってからの本格矯正へとステップアップするケースが多く、自然な歯並びと長期的な安定を目指せるのが大きなメリットです。
痛みが少ない
取り外し可能
後戻りが少ない
虫歯予防につながる
お子さまにこのような症状はございませんか?








不正咬合って何?






歯並びが悪くなる原因は、先天的な要因としての遺伝だけでなく、
顎の発育不良、虫歯や歯周病、指しゃぶりなどの後天的な悪習慣も関係しています。
遺伝が歯並びに与える影響は実際には2〜5%程度であり、
後天的な要因の方が不正咬合に多大な影響を与えると考えられています。
お子様の矯正治療の進め方
| 初診 |
| 患者さんの希望をお聞きしながら矯正治療の進め方や費用などについてご説明いたします。 |
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| 治療開始 |
| 【小児矯正(乳歯のみ)】 プレート / 筋機能訓練装置 / MFT 【小児矯正(顎顔面矯正)】 拡大装置 / ブラケット装置 / 顎外装置 / MFT |
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| 精密検査 | 頭、顎、手のレントゲン、歯型、写真(歯・顔・全身) |
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| 再検査・再診断 |
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| 経過観察 |
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| 本格矯正治療 |
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| 再検査・再診断 |
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| 保定(あともどりを防ぐ) |
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| 終了 |

矯正装置について

プレオルソ
プレオルソは、マウスピース型の装置で、3~6歳頃のお子様が対象です。
この治療法は、歯を直接動かすのではなく、口の周りの筋肉を改善することで歯並びを悪くする原因を間接的に改善するものです。
特徴1 取り外しが可能
プレオルソはマウスピース型の装置であり、取り外しが可能です。
そのため、装着中に感じるストレスや違和感を最小限に抑えることができます。
また、お口のケアがしやすく、虫歯のリスクも減少します。
日中の1時間と就寝時に装着することで治療効果を発揮します。
特徴2 後戻りが少ない
プレオルソは、歯並びを悪くしている原因である口の周りの筋肉を改善することで、
歯並びを間接的に改善する治療方法です。
そのため、治療が終わった後の後戻りの可能性が低くなります。
特徴3 将来的な費用を抑えることができる
プレオルソは、治療が終わった後にお口の環境が整うため、
将来的に新しい矯正治療が必要となった場合でも、治療期間が短くなり、治療効果も良いものが期待できます。
また必要に応じて、プレオルソに顎顔面矯正を加える事で、大人になってから矯正治療を始めるよりも、
結果的に矯正にかかる費用を抑えることができます。(1期治療で終了できた場合)
院長からのメッセージ
「前歯がガタガタして生えてきた…」
「いつも口が開いている気がする」
「柔らかいものばかり食べて、噛み合わせが心配」
そんなお子さんの変化に、お母さんは敏感ですよね。実は、歯並びが悪くなる主な原因は「顎(あご)の成長不足」にあります。
「顎顔面矯正」は、単に歯を並べるのではなく、顎の骨の成長をサポートして、永久歯が自然に並ぶための「スペース」を広げてあげる治療です。
6歳〜10歳の生え変わり期の今がチャンス!
この時期に整えておけば、将来の本格的な矯正が必要なくなることも。
お子さんのキラキラした笑顔のために、今できる準備を始めませんか?

院長 喜島 裕剛

歯科医師メッセージ
お子さまの歯並びやあごの成長、気になりますよね?
「このままで大丈夫かな…」そんな不安、とてもよくわかります。
顎顔面矯正は、歯を並べるだけでなく、あごの骨の成長を正しい方向へ優しく導く治療です。
成長途中の大切な時期に、子どもの「成長する力」を活かして、自然に歯が並びやすい形へ整えます。
最近は柔らかい食べ物が多く、あごが小さくなり歯並びが悪くなったり、口呼吸になりやすいお子さまが増えています。
成長期を利用して整えることで、将来の矯正が必要なくなったり、軽く済む可能性もあります
鼻呼吸がしやすくなり、睡眠や集中力アップなど体全体の健康にも良い影響が期待できます。
心配な方は、ぜひ一度ご相談ください。

歯科医師 喜島 毅哲

症例紹介
①開始前(術前:8歳5か月)
学校の歯科検診で歯並びと咬合状態を指摘され当院での矯正を希望
② どんな状態(症状)だったか
- 前歯部の噛み合わせが反対になっている
- 歯が正しい位置に並ぶスペース不足
- このまま放置すると歯の重なりが強くなり、 噛み合わせの不調和が残る
③ 治療内容と経過、治療終了に至った理由
- 顎顔面矯正装置を使用し、上顎の成長を促進
- 成長期に合わせて顎の幅を拡大
- 治療開始5か月で歯列幅が改善し永久歯の萌出スペースが確保される
- 永久歯が自然に正しい位置へ萌出
- その後、成長観察を行いながら経過を確認
👉 Ⅱ期治療(本格矯正)を行わずに、Ⅰ期治療のみで終了可能と判断
④ 治療期間と費用
期間:約3年5か月(8歳5か月 → 11歳11か月)
矯正1期治療にかかる費用 合計 420,000円
矯正調整料 4,000円
⑤ リスク(デメリット)
- 装置装着初期に違和感・軽い痛みが出ることがある
- 成長の個人差により、将来Ⅱ期治療が必要になる可能性はゼロではない
- 装置周囲の清掃が不十分だと、むし歯・歯肉炎のリスクが上がる
👉 そのため、定期管理と保護者のサポートが重要
■まとめ
- 「今しかできない治療」があります
- Ⅰ期治療は、将来の選択肢を広げるための治療
- すべてのお子さまがⅠ期治療だけで終わるわけではありませんが、この症例のように、結果的に大きな治療を回避できることもあります
①開始前(術前:9歳0か月)
右上の前歯が左上の前歯に比べ、なかなか生えてこないのが気になるので矯正治療を希望
② どんな状態(症状)だったか
- 上顎の幅が不足している
- 永久歯が正しい位置に並ぶスペースが足りない
- 噛み合わせが深く噛んだときに下の前歯が見えない
- このまま放置すると歯並びの乱れが悪化し、将来抜歯矯正が必要になる可能性あり
③ 治療内容と経過、治療終了に至った理由
- 顎顔面矯正装置を使用し、上顎の成長と歯列の幅を拡大
- 成長期に合わせて、無理のないペースで顎の発育を誘導
- 約8か月で歯列弓の拡大が確認できた
- 永久歯が自然に整った位置へ萌出
- 第二次性徴期に合わせて噛み合わせの深さを改善する装置を使用
- 定期的な経過観察で噛み合わせの深さが改善し安定した状態を維持
👉 Ⅱ期治療(ワイヤー矯正など)を行わず、Ⅰ期治療のみで終了と判断
④ 治療期間と費用
期間:約4年5か月(9歳0か月 → 13歳5か月)
矯正1期治療にかかる費用 合計 420,000円
矯正調整料 4,000円
⑤ リスク(デメリット)
- 装置装着初期に違和感や軽い痛みが出ることがある
- 装置の使用状況(装着時間・管理)によって効果に差が出る
- 成長の個人差により、将来Ⅱ期治療が必要になる可能性が残る
- 清掃不良の場合、むし歯・歯肉炎のリスクが上がる
👉 そのため、定期的な通院と保護者の協力が不可欠
■まとめ
- Ⅰ期治療は「歯を並べる治療」ではなく歯が並ぶための土台(顎の成長)を整える治療
- この症例では、成長期に適切な介入を行えたことで結果的に大きな矯正治療を行わずに済みました
- ただし、すべてのお子さまが同じ経過をたどるわけではありません。そのため、当院では経過観察を重視しています
①開始前(術前:9歳10か月)
当院で歯列矯正の必要性を説明し矯正治療を希望された。
② どんな状態(症状)だったか
- 上顎の成長不足
- 永久歯が正しい位置に生えにくい
- 噛み合わせが深く噛んだときに下の前歯が見えない
- このまま放置すると歯並びの乱れが悪化し、将来抜歯矯正が必要になる可能性あり
③ 治療内容と経過、治療終了に至った理由
- 顎顔面矯正装置を使用し、上顎の成長を誘導
- 約4か月で歯列弓の拡大を確認
- 永久歯が自然に整った位置へ萌出
- その後、成長に合わせた経過観察を継続
- 歯列・噛み合わせが安定したため治療終了と判断
👉 Ⅰ期治療のみで終了可能だが希望あればⅡ期治療考慮となった
④ 治療期間と費用
期間:約3年1か月(9歳10か月 → 12歳11か月)
矯正1期治療にかかる費用 合計 420,000円
矯正調整料 4,000円
⑤ リスク(デメリット)
- 装置装着初期に違和感や軽い痛みが出ることがある
- 装置の使用状況により治療効果に差が出る
- 成長の個人差により、将来Ⅱ期治療が必要になる可能性は残る
- 清掃不良の場合、むし歯・歯肉炎のリスクが高まる
👉 定期通院とご家庭での管理が治療成功の鍵
■まとめ
- Ⅰ期治療は「早く矯正を始める」ための治療ではなく、成長期を利用して、歯が並ぶ環境を整える治療
- この症例では、適切な時期に介入したことで本格的な矯正治療を回避できました
- ただし、すべてのお子さまが同様の結果になるわけではないため当院では経過観察を重視しています。 今後希望あればⅡ期治療を考慮することとなった。

よくある質問
Q1. 何歳ぐらいから始めるといいですか?
発育に問題があるところを正常に戻し、機能を改善する治療ですので、早い年齢から治療を開始するのが効果的です。不正咬合の種類や程度によって違いはありますが、3~6歳ぐらいに開始するのが理想です。
Q2. 期間はどれくらい必要ですか?いつ頃終わりますか?
早く治療を開始できれば、1~2年でバランスのとれた歯並びと口もと、顔になり、口や呼吸の機能も改善されます。永久歯の生えそろう時期は、小学高学年から中学低学年です。その頃までは、発育が正常に進んでいるか定期的に観察し、問題が見つかれば装置を再装着して治療を行う場合もあります。
Q3. 来院間隔はどれくらいですか?
最初の装置を装着するまでは、1~3週に1回程度の間隔です。装着後の調節は、1〜3ヵ月に1回程度です。あごの発育や機能を改善する治療ですので、むし歯の治療とは異なり、来院間隔は長くなります。
Q4. 費用はどれくらい必要ですか?
矯正治療は、健康保険が適応されませんので自費となります。費用は、使用する装置や治療期間によって異なります。一度、お子さまを診察させていただければ、大まかな治療費についてお答えすることができると思います。
Q5. 装置は治療期間ずっと着けているのですか?
基本的には、装置の種類が変わりますが、ずっと装置が入っています。装置が入っているからこそ効果がでます。あごの発育や乳歯から永久歯への生えかわりの際に必要に応じて使用装置を作りかえ、治療を進めていきます。
Q6. 装置は壊れることはないですか?
装置は、使用状況に応じて壊れることもありますが、正常な使用状況にあれば装置が壊れて口の中が傷つくようなことはありません。
Q7. 装置は見えますか?
装置のほとんどは、歯列の内側に装着しますので、見えづらいものになります。
Q8. 装置による痛みはありますか?
痛みは、個人差の大きい症状です。治療中の痛みは、むし歯のようなズキズキする痛みではありません。装置を装着した直後は圧迫感や痛みを感じる場合もありますが、数日でなくなります。
Q9. 装置を着けていると歯磨きしにくそうですが、むし歯になりませんか?
装置が入っていると歯磨きしにくいですが、専用の歯ブラシを使って清掃の方法を指導します。また、装置の接着材(セメント)にはフッ素が入っていますので、食生活に偏りがなく、普通に清掃できればむし歯になることはありません。
Q10. 装置は自分で取り外せますか?
使用する装置は、取り外しができないもの(固定式)とできるもの(可徹式)があります。治療の進め方によって異なりますが、どの装置を使うか検査により決定します。発育は24時間、365日、休みなく続いていますので、治療の効率を考えれば固定式の装置が望ましいことになります。このような理由から、治療に用いる装置のほとんどは固定式です。
Q11. 装置をつけていて食事や会話など日常生活に支障はありませんか?
固定式の装置を装着した直後は、食事や会話を不自由に感じることもありますが、数日で慣れ、日常生活に支障はありません。
Q12. スポーツに支障はありますか?
スポーツの障害になることはありません。逆に、かみ合わせやあごが安定し、呼吸機能も改善しますので、運動能力が向上することもあります。
Q13. 管楽器は吹けますか?
楽器を吹くことに大きな支障はありません。逆に、治療で鼻呼吸ができるようになることから、息が長く続くようになったり、音色が良くなったりすることもあります。
Q14. 後戻りはありますか?
発育期の矯正治療は、あごや歯並びの形を整え、それに食事や会話、呼吸などの機能を調和させる治療です。両者がしっかりと調和していれば後戻りすることはありません。


