2025.10.01
【意外と多い?】TCH(歯列接触癖)とは?原因と対策を解説!
こんにちは歯科医師の喜島毅哲です
みなさんは「TCH(歯列接触癖)」という言葉をご存じでしょうか?
TCHとは、「上下の歯を無意識に持続的に接触させてしまう癖」のことをいいます。
通常、私たちの上下の歯は、リラックスしているときには接触しておらず、わずかにすき間(1~3mm程度)があるのが正常です。
しかし、TCHがあると、このすき間がなくなり、常に歯が当たっている状態になってしまいます。
◆ TCHが引き起こすトラブル
一見、害がなさそうに見えるこの癖ですが、実はさまざまな問題を引き起こします。
1. 顎の痛み・だるさ(顎関節症)
筋肉が持続的に緊張することで、顎関節に負担がかかります。
「朝起きると顎がだるい」「口を開けるとカクカク音がする」などはTCHのサインかもしれません。
2. 歯や詰め物の破折
軽い力でも長時間加わると、歯や補綴物(被せ物など)が欠けたり割れたりしやすくなります。
3. 知覚過敏や歯周病の悪化
過度な力がかかると歯の根元がダメージを受け、知覚過敏を引き起こしたり、歯周病の進行を早めることもあります。
◆ TCHの原因は?
TCHの多くはストレスや緊張状態が関係しているといわれています。
たとえば…
- パソコン作業中に集中しているとき
- 車の運転中
- 勉強しているとき
- スマホを操作しているとき
…など、「無意識に上下の歯を合わせている」ことがあります。
◆ TCHのセルフチェック方法
ご自身でTCHがあるかどうか、以下を参考にチェックしてみましょう。
- 「気づくと上下の歯が当たっている」ことがある
- 顎がだるい・重い感じがする
- 歯に違和感を感じることが多い
- 頭痛や肩こりがあるが、原因がよくわからない
当てはまる項目が多い場合は、TCHの可能性があります。
◆ TCHの対策・治療法
1. 意識して歯を離すトレーニング
まずは「歯を離す習慣」を身につけることが大切です。
「気づいたときに上下の歯を離す」だけでも、筋肉の緊張をやわらげることができます。
スマホの通知やメモなどを活用してリマインドすると効果的です。
2. マウスピースの装着
夜間のTCHや歯ぎしりを防ぐために、マウスピース(ナイトガード)を使うことも有効です。
当院でも作成することが可能です

3. ストレスマネジメント
リラックスする時間を意識的にとったり、適度な運動を取り入れたりするのもよい方法です。
◆ まとめ
TCHは自分ではなかなか気づきにくい癖ですが、口腔内に大きなダメージを与えることもあります。
「最近、顎が疲れやすい」「歯に違和感がある」といった方は、TCHの可能性を疑ってみてもいいかもしれません。
当院では、TCHに対する診断・アドバイスも行っています。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
吹田 きじま歯科医院
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