2026.03.04
口腔期の低下症ってご存じですか?
こんにちは。院長の喜島です。
近年「口腔機能低下症(こうくうきのうていかしょう)」という言葉を耳にすることが増えてきました。
これは、お口の機能が年齢や病気などによって弱ってしまう状態を指します。
その中でも今回は、食べることに直結する 「口腔期の低下症」 についてご紹介します。
🔹 口腔期とは?
食べ物を口に入れてから、飲み込むまでの一連の動きを「口腔期」と呼びます。
• 食べ物を前歯で噛み切る
• 奥歯ですりつぶす
• 舌で食べ物をまとめる
• のどへ送り込む
といった動作がスムーズに行われることが健康な「口腔期」です。

🔹 口腔期の低下症のサイン
こんな症状が見られたら注意が必要です。
• 食べ物を口の中でうまくまとめられない
• 飲み込みに時間がかかる
• 食べこぼしが増えた
• むせやすくなった
• かたい物や繊維質の物を避けるようになった
これらは、お口の筋肉や舌の動きが弱くなってきているサインかもしれません。
🔹 放置するとどうなる?
口腔期の低下を放置すると、次のような問題につながります。
• 栄養が偏る
• 食事の楽しみが減る
• 誤嚥(ごえん:食べ物が気管に入ってしまうこと)による肺炎のリスクが高まる
お口の機能は「食べる力」だけでなく、「健康寿命」にも直結しています。
🔹 歯科でできること
歯科では、以下のようなサポートが可能です。
• 噛み合わせや入れ歯の調整
• 舌や口周りの筋肉を鍛えるトレーニング指導
• 嚥下(えんげ:飲み込み)の評価
• 必要に応じて栄養士や言語聴覚士との連携
「最近食べづらくなった」と感じたら、早めにご相談いただくことが大切です。
✅ まとめ
• 口腔期は「食べる・飲み込む」ための大切なステップ
• 食べこぼしやむせなどは口腔期低下のサインかもしれません
• 歯科でのチェックやトレーニングで改善できる可能性があります
お口の健康を守ることは、体全体の健康を守ることにつながります。
気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
〈院長:喜島〉
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