地震研修事後学習

皆様、こんにちは。
カウンセラーの鈴木です。

新しい年を迎えてしばらくたちました。
まだまだ感染症が流行っていますね。
私も年末からの咳が長引いています。
ドミノ感染しないように気を引き締めていきたいですね。

さて、先日受講した地震対策研修
講師の岡田様が提供してくださった書籍を2冊お借りしました。


1冊目は、東日本大震災で被災された元石巻西高校校長の斎藤さんが執筆された書籍です。

勤務する高校を避難所にして、運営をしながらも、ご自身の親戚や生徒、多くの人が命を落とす姿を見て、このまま生きていくべきなのかなど様々な葛藤をされていたそうです。
ですが、多くの子どもたちに未来を生きるタスキを渡さなければならないという思いが教師として生きる気力を取り戻させてくれたそうです。

避難所では、
「子どもが大人になる」そうです。
子どもは困っている大人を助けようとして喜んで運営を手伝ってくれます。
実際に在校生の野球部員が瓦礫をどかせてくれたり、率先して動いてくれたそうです。

当時小学生の被災者が中学生になり、書籍の中で、語り部となっていました。
その方のお話の中で
「手に入るものと入らないものの大きな違いが「いのち」であること」という言葉が重く響きました。

また、斎藤さんは、ご自身の体験を今後に生かすため、

防災委員会を作り、防災教育を見直すことを推奨されており、
ご自身の学校教育の中で、避難所運営の時の水汲みのルール実体験などを行ったそうです。
被災地だけでなく、被災を経験していない学校でも、総合学習や設定科目に明確に位置付けて取り組むべきだと言います。

それは、東日本大震災「後」ではなく次の災害までの「間」を生きるためです。

2冊目は、南海トラフ地震が起きた時の事を想定をした、漫画本です。

今後の未来に起こってもおかしくない事態がリアルに描かれていました。
命が失われる時の悲惨さ、
緊急事態に自分の命か周りの命か、
他人を見捨てることは残酷なのか、
ドラマのような綺麗事では済まないとても考えさせられる内容でした。

被災していない私たちにとっては、
地震=怖いという抽象的なイメージしかありません。
その先の考えに辿りつきにくいです。

実際に地震が起きた時にどう行動したらいいか
助け合う「共助」の力も大切ですが、それは命あってのこと。
まずは自分の命を守る「自助」の力を育てるには…?
このように、語り部なる被災者の声を聞いたり、
どのような事態になるか予測して、備えることが大切だと事後学習で学ぶことができました。

〈カウンセラー:鈴木〉

吹田 きじま歯科医院
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