救命研修①

皆さま、こんちには。
歯科衛生士兼カウンセラーの宮岡です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

先日、救命研修を受講しました。
きじま歯科医院では、外部より講師がお越しになり、当院で受講することができます。
後日、西宮市消防署から講習修了証が届きます。

救命研修では主に応急手当を学んでいきます。
応急手当とは、ご自宅(家族)や職場でできる手当のことです。
応急手当は、資格は必要ないため、医療関係者でなくてもできる手当になります。
今年も座学や心肺蘇生(心臓マッサージや人工呼吸)やAEDの使用方法について学びました。

今回は座学で学んだ119番と救急車についてご紹介します。

例えば、倒れている人を発見後、119番したとします。
通報してから救急車は何分で到着するのでしょうか?
吹田市では平均6分49秒(令和4年)と言われています。
全国平均は9分54秒(令和5年)です。
救急車で搬送されてからも受け入れ病院まで到着する平均時間は約47分(令和4年)と言われています。

全国平均に比べると、吹田市は早い傾向にありますが、この約7分の間に何もしなければ命を救う確率が極めて低くなります。
なぜなら、時間がたつにしたがって救命できる確率が下がっていくからです。
心臓が停止してから心肺蘇生を1分以内に行うと確率は95%といわれています。
3分以内だと75%、5分以内だと25% 、7分以内だと5%…とだんだん確率が下がっていきます。
だからこそ救急車到着までの間に心肺蘇生をおこなうことや受け入れ病院を探しておく事はとても重要になってきます。

心臓マッサージは実際にやってみると、とても体力を使いますし、119番通報やAEDを持ってきて欲しい場合は、周囲の方たちとの協力する方が
とても助かります。そのため、外の場合は周囲の人に助けを求めることも必要です。

ただ、ご自宅で1人で対応しなければならない状況かもしれません。
もしかしたら、旅行先で、119番の際に住所や場所を聞かれたとき知らないこともあるかもしれません。
その時は、スマートフォンをスピーカーにすることや住所がわからない場合は周囲の建物をつたえること、
スマートフォンの位置情報を消防署に取得してもらう必要があるかもしれません。

街の中には住居表示プレート(住宅や建物の玄関に記載されたプレート)や街区表示板(街区の角に記載されている表示板)などがあります。
そして、コンビニ○○店やビルや学校など周囲を確認して場所を伝えていってください。

この情報が大切な人や知らない誰かを助けるときに役立ちましたら、幸いです。

<歯科衛生士兼カウンセラー:宮岡>

吹田 きじま歯科医院

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