皆さま、こんちには。
歯科衛生士兼カウンセラーの宮岡です。
いつもきじま歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。
さて、座学のあとは、マネキンを使って実技をおこないました。
初めての参加するスタッフもいてるので、基本の流れからおこないました。
①周囲の安全確認
指差ししながら確認しました。
②倒れている人の反応の確認
耳が不自由な場合もあるので、左右交互に肩を叩き、耳元で声掛けしました。
倒れている人が急に起き上がって、お互いの頭がぶつかる事故を防ぐため、おでこの真上に手を添えながらおこないました。
③助けを呼ぶ
紺色の服を着たお姉さんなど、誰にしてもらうかわかるように見た目の特徴を言います。
「119 (イチイチキュウ)押して」と言います。
理由は救急車呼んでだと、気が動転して110押してしまう場合もあるからです。
そして、「AED持ってきて。なくても戻ってきて。」と言います。
人手が必要だからです。
④呼吸確認
6秒おこないます。
手で鼻からの呼吸を感じたり、胸の上がり下がりを見たり、よく観察します。
服の上からわからない場合は上の服を脱がせます。
⑤胸骨圧迫
服を脱がせます。
女性の場合、ブラジャーはずらします。
ポジションはマネキンのできるだけ近くに膝立ちします。
腕から肩はまっすぐ下ろし、若干前のめりになるようにすると力がかかりやすいです。
約5センチ胸を沈めます。
子どもの場合は身体1/3沈む程度で、片手の手のひらで胸骨圧迫をします。
押して戻ることが大切です。
このとき、肋骨の骨折などは気にしなくていいです。
その理由は命優先だからです。
30回します。
⑥人工呼吸
胸骨圧迫30回の後2回します。
大人の場合は省いてもいいです。
子どもの場合は有効な場合が多いです。
入らない場合でも2回まで。
その後、胸骨圧迫、及び人工呼吸を繰り返します。
⑦AED
「使えますか?」と持ってきた人に確認します。
もし、使えないと答えられたらマッサージをかわってもらいます。
胸骨圧迫を見た通りやってもらったらいいです。
自分がAEDの操作にまわります。
AEDの操作は電源をONすれば機械が教えてくれます。
❶電源ON
❷パッドを胸に貼る
❸コネクターをさす
❹解析中や電気ショック中は離れる
電気ショックのあとは再度胸骨圧迫をします。
AEDからも心臓マッサージを開始するよう指示が
でますので、AEDは外さないようにして下さい。
その理由はAEDがまた心臓の解析を始めるからです。
AEDが心臓に電気ショックを与える必要があると判断するのは、心臓が動いていて痙攣を起こしているからです。
心臓が止まっているわけではありません。
痙攣した心臓を正常な状態に戻そうとしているのです。
パッドを貼る場合
心臓をパッドで挟むように貼ります。
子どもの場合は胸と背中に貼ってもいいです。
ネックレスはずらします。
電気がネックレスに流れないようにするためです。
身体が濡れている場合や湿布の滑りなど残っている場合は拭き取ります。
子どもには子ども用のパッドを貼ります。
基本の流れをおこないつつ、様々な状況下を想定し、実技をおこないました。
家の中で人が倒れていた場合だと1人で対応することも考えられます。
1人で119を押して、心臓マッサージをおこなう場合もあるということです。
今回の研修では、人が助けを必要としていた場合、まずは動ける自分になれるよう学びました。
<歯科衛生士兼カウンセラー:宮岡>
吹田 きじま歯科医院
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