皆さま、こんちには。
歯科衛生士兼カウンセラーの宮岡です。
急な暑さに戸惑いませんか?
熱中症になりやすいと言います。
皆さま、気をつけてお過ごし下さい。
さて、今年も救命研修がおこなわれました。
初めて参加するスタッフもいてるため座学からスタートです。
皆さまは吹田市の救急車の平均到着時間はご存じでしょうか。
吹田市は令和4年時点で約8〜9分です。
コロナや高齢化により2年前と比べて約1分増えました。
増えたのは全国平均でも同じです。
119をして、救命車が到着するまでの間、倒れている人がいた場合は応急手当をする必要があるということです。
応急手当とは自宅や職場でできる手当のことをいいます。
救命処置もそれにあたります。
目的は命を救う確率を上げることです。
誰かが倒れていて、救命処置するには資格など必要ありません。
呼吸や心臓が停止して1分以内に救命処置がされれば95%が救命されます。
3分以内は75%です。
5分以内は25%です。
7分以内は5%です。
皆さま、ここで思い出して下さい。
救急車が到着する時間は平均8〜9分です。
この間、何もしなければ人は死亡するということです。
さらに、心停止の観点からみていくと、15秒で意識がなくなります。
3-4分で脳死、つまり助かっても植物状態です。7分で死亡です。
救命処置の開始は早ければ早いほど助かる確率が上がります。
そして、もし倒れている人を見つけたら、まずは安全確認をする必要があります。
その理由は二次災害を防ぐためです。
例えば、周囲の指差し確認をし、自分が怪我をしないために必要になります。
倒れている人のそばに来たら、反応の確認をして下さい。
反応の確認は左右交互に耳元で声掛けし、肩を叩きます。
次に周りに助けを呼び、119番をしたり、AEDを持ってきてもらいます。
それから、倒れている人の呼吸の確認をします。
理想は6秒確認をしますが、長くても10秒以内です。
胸やお腹が動いているか、呼吸の音を聞いて確認します。
このときに死戦期呼吸といって、いびきのような呼吸の場合は異常になりますので、心臓マッサージが必要になります。
心臓マッサージは胸骨圧迫ともいい、3つのポイントがあります。
①乳房の間を押す
②1分間に100〜120回の速さで押す
③胸が約5センチ沈むまで押す
子どもの場合は身体1/3まで押す
胸骨圧迫30回:人工呼吸2回ですが、大人の場合は胸骨圧迫のみでいいそうです。
その理由はほぼ人工呼吸は意味のない場合も多いからだそうです。
ただし、子どもの場合は人工呼吸が有効な場合が多いそうです。
人工呼吸にも3つのポイントがあります。
①軌道確保
②鼻を塞ぐ
③1回1秒
人工呼吸はうまく入らなかった場合は辞めてしまい、胸骨圧迫に移ります。
AEDが届けば使用します。
人が倒れていた場合、救急車が来るまでの間に救命処置が早ければ早いほど生存率が上がり、救急車が来るまでの間に心臓マッサージを繰り返しおこなう必要があります。
まずは行動できる自分でありたいです。
<歯科衛生士兼カウンセラー:宮岡>