親知らずの抜歯について

こんにちは、院長の喜島です。
皆さん、親知らずが痛くなったことはありませんか?
親知らずとは、第3大臼歯の別名です。一番後ろにある奥歯のことです。
人の歯は、親知らずを入れると全部で32本になります。
だいたい、18歳頃からお口の中に生え始めてくるので、親も知らないうちに生えるところから「親知らず」といわれています。
では、親知らずは、抜かなくていいのか、抜いた方がいいのか、今回はそこの所のお話をします。

●親知らずを抜かなくていい場合

上の写真のようにまっすぐに生えている状態です。
上下の親知らずがしっかり生えて、かみ合っている場合は抜歯の必要がありません。
しかしながら、このような方は、日本人の場合は、非常に少なく、むしろ珍しいです。

●親知らずを抜かないと行けない場合
 

上の図のように、親知らずがまっすぐ生えずに横向きになっている場合です。
この場合は、親知らずを抜いた方がいいです。

その理由は
①親知らずの所が磨きにくいので、放っておくと手前の奥歯が虫歯になる。
②親知らずの所が磨きにくいので、時々晴れて痛くなる。
③親知らずが、横向きに生えることで前の歯を押すことで、前歯の歯並びが悪くなる。

以上の3つが親知らずを抜歯する場合です。
これ以外に、予防の観点から、上の3つの症状が出る前に、親知らずを抜く場合もあります。

また、親知らずがまっすぐ生えていても奥の方で磨きにくく、親知らずが原因でその前の歯が虫歯になるケースもあります。

親知らずが痛くて来院される患者様もおられますが、多くの場合、親知らずが痛い時には、すぐに歯を抜くことができません。
炎症がキツくて痛みがある場合は、その場所に細菌が多く集まっている状態です。
その状態で親知らずを抜くと、抜いた場所がさらに感染する危険性があるからです。
まずは、痛みの症状をおさえてから歯を抜くことになります。

きじま歯科医院では、口腔外科出身の歯科医師がおりますので、親知らずの抜歯もほとんどは対応出来ます。
気になることがあれば、ご連絡下さい。

<院長:喜島>

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