こんにちは、院長の喜島です。
今回は、歯周病と歯ぎしりについてお伝えします。
歯周病と歯ぎしりは、一見関係ないように思えますが、実は密接な関係があります。
歯ぎしりは、歯周病を悪化させる要因の一つであり、放置すると歯の喪失につながる可能性もあります。
歯ぎしりが歯周病に与える影響には次のようなモノがあります。
歯周組織への過剰な負担
歯ぎしりによって歯に過剰な力がかかると、歯周組織(歯肉、歯槽骨、歯根膜)に負担がかかり、炎症を引き起こします。歯周病は、歯周組織の炎症が原因で起こる病気です。
歯の動揺
歯ぎしりによって歯が削れたり、歯周組織が破壊されると、歯がグラグラし始めます。歯が動揺すると、さらに歯周病が進行しやすくなります。
歯根の露出
歯ぎしりによって歯茎が下がり、歯根が露出すると、歯の周りの骨も少なくなり歯を支える力が弱くなって歯の喪失に繋がります。
つまり歯周病になると歯周組織が弱くなり、歯ぎしりの影響を受けやすくなります。逆に、歯ぎしりによって歯周組織が破壊されると、歯周病がさらに進行しやすくなります。
歯ぎしりと歯周病の予防
歯周病と歯ぎしりの予防には、以下のことが大切です。
セルフケア
歯磨き
歯垢をしっかり除去することで、歯周病菌の増殖を抑えます。
デンタルフロス
歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯間清掃をしっかりと行いましょう。
食生活の改善
歯周病菌の増殖を促すような、糖質や脂質の多い食事は控えましょう。
歯ぎしりの治療
マウスピース
就寝時に装着することで、歯ぎしりによる歯へのダメージを抑えます。
咬合調整
歯並びや噛み合わせが悪い場合は、咬合調整を行うことで、歯ぎしりを改善することができます。
歯周病と歯ぎしりは、互いに悪影響を及ぼし、歯の喪失につながる可能性があります。
きじま歯科医院では定期的なメインテナンスで皆様のお口の健康を守るお手伝いをしています。
気になることがあれば、お気軽にご相談下さい。
〈院長:喜島〉
関連ページはこちら
https://kijimadc.com/preventive/
吹田 きじま歯科医院
ブログ一覧はこちら
https://kijimadc.com/category/blog/