第二次性徴期と小児矯正の関係について

こんにちは、院長の喜島です。
今回は、第二次性徴期と歯列矯正の関係についてお伝えします。
第二次性徴期には、性ホルモンと成長ホルモンの作用で骨が成長し身長が高くなるので、第二次成長期とも呼ばれます。

第二次性徴期とは?
第二次性徴期は、一般的に10歳から14歳頃に始まり、18歳頃まで続く時期です。この時期には、性ホルモンと成長ホルモンの影響で、身長が伸びたり、体つきが変わったりします。

第二次性徴期と歯並び
第二次性徴期には、顎の骨も急速に成長します。この成長によって、歯並びが改善したり、悪化したりすることがあります。また、永久歯の萌出によって、歯並びが乱れることもあります。

1. 顎の成長と矯正治療
• 上顎骨成長完了時期: 約12歳頃
• 下顎骨成長完了時期: 約15歳頃
上顎骨と下顎骨の成長完了時期は個人差がありますが、第二次性徴期に集中しています。この成長期に矯正治療を行うことで、骨格の成長を利用して歯並びを整えることができます。

2. 二次性徴期前の矯正治療
• 上顎拡大装置: 上顎の幅を狭めるために使用
• 機能的矯正装置: 下顎の発育を促すために使用
第二次性徴期前の矯正治療では、上顎拡大装置や機能的矯正装置を用いて、顎の成長を促したり、歯並びを改善したりすることができます。

3. 二次性徴期中の矯正治療
• マルチブラケット装置: 一般的な矯正装置
• 抜歯矯正: 歯並びを改善するために歯を抜く場合がある

第二次性徴期中の矯正治療では、マルチブラケット装置を用いて歯を個別に動かしたり、抜歯矯正を行ったりすることで、より精密な歯並びの改善を行うことができます。

4. 二次性徴期後の矯正治療
• 顎の成長が止まっているため、骨格的な変化は期待できない
• 外科手術と矯正治療を組み合わせる場合がある

第二次性徴期後の矯正治療では、顎の成長が止まっているため、骨格的な変化は期待できません。しかし、マルチブラケット装置を用いて歯を動かしたり、外科手術と矯正治療を組み合わせることで、歯並びを改善することができます。

 きじま歯科医院では、顎顔面矯正を行っています。
お子様の定期健診で矯正が必要になりそうな場合は、こちらから歯並びについてお声がけをさせてもらっています。
矯正が必要な場合には、矯正に入る時期も含めてお答え致します。
きじま歯科医院では矯正に入る時期は、上下の6歳臼歯が完全に生え、またレントゲンで6歳臼歯の根っこが出来上がった時期を目安としています。
お子様の成長には、個人差があり、矯正に入る時期も、お子様によってそれぞれ違ってきますので、気になるようであればお気軽にご相談下さい。

〈院長:喜島〉

吹田 きじま歯科医院

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