皆さま、こんちには。
歯科衛生士兼カウンセラーの宮岡です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
さて、先日は衛生士スタッフに外部の研修で学んできた内容を発表し、共有しました。
司会は榎本マネージャーです。
内容は全部で3つ共有しました。
1つ目は位相差顕微鏡についてです。
位相差顕微鏡とは目で見ることができないお口の中の微生物を位相差顕微鏡を通して見ることができます。
お口の中の微生物はどこから取るかというと、歯周ポケットといって歯ぐきの溝の深い部分から採取し、微生物の種類や活動状態を見ていくというものです。
微生物の種類や活動状態を観察することによりお口の中だけでなく、身体の状態までわかります。
例えば、らせん状の微生物がいたら、歯周病が進行中であったり、線状の微生物がいると口臭の原因であったりします。
さらに、実際に研修の参加者の中にこんなことがありました。
位相差顕微鏡に映った微生物の中に分解されつつあるカンジタ菌がたくさん映っていたのです。
カンジタ菌とはお口の中や消化器官など私たちの身体に常に生息しており、通常は人体に害を及ぼすことはありません。
ただ、特定の条件下でお口の中や食道粘膜といった湿った粘膜などに過剰に増殖します。
今回の場合は1週間前くらいまで体調を崩しており、そのため分解されつつあるカンジタ菌がたくさんいてたとのことです。
お口の中と身体の状態は繋がっているのだと改めて思った症例でした。
2つ目はパウダークリーニングです。
パウダークリーニングとは細やかなパウダー状の粒子を歯の表面や溝などに吹き付けて、歯の汚れをとるというものです。
私は過去に体験したことがあります。
その当時のパウダークリーニングは味がしょっぱく、お顔周りに粒子がたくさんついて、場合によっては歯ぐきもチクチクしていました。
お口をゆすいだ後、顔周りの粒子を拭き取るのですが1回ではなかなか除去することができなかったです。
そんな過去のイメージがあったのですが、今回体験させてもらったパウダークリーニングは違っていました。
しょっぱくもなく、お顔周りのザラつきもなく、痛くなかったです。
お口ゆすぐと、すぐにスッキリしただけでなく、歯もつるつるして本当に気持ちよかったです。
3つ目はガムマッサージです。
ガムとは歯ぐきのことです。
歯ぐきを中心としたお口の中の内部をマッサージすることで健康増進やリラックス効果が得られます。
マッサージすることで、サラサラの唾液が分泌され、お口の中からお口周りの筋肉を広げ、リラックス効果が得られます。
私は外部の研修で実際に体験してみて、本当に気持ちよかったことや実体験で唾液が出たことなどを伝えました。
衛生士スタッフにも実際に体験してもらえるように、きじま歯科医院の衛生士研修の講師の方に頼んでいることを伝えると喜んでもらえてました。
きじま歯科医院の衛生士チームみんなで研修などを通して、今年もレベルアップしていきます。
<歯科衛生士兼カウンセラー:宮岡>
吹田 きじま歯科医院
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