幼児期の歯の痛みについて

こんにちは、院長の喜島です。
最近幼児期(今回は4〜6歳)のお子様のお母様から,こんな質問をいただきました。

「子供が歯を痛がっています。虫歯はないと言われているのにどうしてでしょうか?
歯の生えかわりの時期にしては早すぎないですか。」
という内容でした。

「歯の生えかわりの時期にしては早すぎないですか。」 ということですが、
生えかわりでは無く新たに6歳臼歯が生えるためです。
なので、成長痛として違和感、かゆみや症状が大きいときは痛みとして出ます。
ですが虫歯ではないので暫くすると症状は消えますが、時々繰り返します。

今回の質問の症状は
①場所不明
②歯がかゆいようで、自分で口に手を入れてかいている
③頻度は毎日ではない
というものでした。

この症状の答えは
子様の成長に伴う歯の萌出痛です。
虫歯ではないのですが痛みを訴えることがあります。

歯の萌出痛とは、歯が生えるときに伴う痛みのことです。
歯が生えていなくても、顎の骨の中ではでは歯が作られて徐々に大ききなって行っています。
患者さんの症状はそれに伴ったモノです。

4歳〜6歳なので乳歯は全て生えそろっているモノとして症状の説明を致します。
①場所不明
6歳臼歯は上下左右4本有るため、歯の成長によってはどこでも症状が出ます。
②歯がかゆいようで、自分で口に手を入れてかいている
顎の骨の中で歯が成長して徐々に生える方向に動いているので、それが痒く感じる事があります。
③頻度は毎日ではない
その通りです。ずっと出るわけではありません。時々症状が出ます。

成長痛なので、どのお子さんにも症状は出ることがありますが、心配はありません。時々症状が出ても暫くすると消えます。
目安は長くても2〜3週間です。
お子様の歯については、気になりますね。

何か心配事があれば、いつでも きじま歯科医院にご相談下さい。

<院長:喜島>

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