こんにちは、歯科医師の梅山です。
ちょうど1年前から一◯会という勉強会にコースで参加しています。
山口県の徳山という場所で毎月開催されています。講師の先生方や受講生同士で普段の臨床に
ついて意見交換ができ毎回刺激を受けています。
先日、一◯会の講師の先生が出版に携わった書籍を購入しました。
歯周病について分かりやすく解説している書籍で、もちろん歯周病と全身疾患との関連についても
記載がありました。皆さんもご存知かもしれませんが以前からテレビや新聞でも歯周病と全身疾患の
関係性を取り上げられているかと思います。
歯周病とは歯茎に細菌感染が起きていることです。歯茎は薄い組織なので細菌が歯茎表面のバリアを
破壊し血管内に侵入してきます。そうなることで歯を支える組織に障害を加えるだけでなく、
血管を介して細菌は全身に巡ります。この状態を菌血症というのですが、これが厄介で糖尿病を
悪化させたり心筋梗塞、脳梗塞のリスクを増悪させたりします。
こう聞いていると歯周病って怖いですよね。
しかし歯周病とはおうちでするホームケアと歯科医院でするプロフェッショナルケアを組み合わせる
ことで進行予防ができる疾患です。まさに『歯科と医科の垣根を超えて』お口の健康のため、お体の
健康のため歯周病予防はしっかりしていきましょう。
気になること、分からないことがあればいつでもご質問くださいね。
<歯科医師:梅山>