骨粗鬆症と歯の関係ってご存じですか

こんにちは、院長の喜島です。
今回は、骨粗鬆症と歯の関係についてお伝えします。

骨粗鬆症とは、身体の骨密度が減少して骨格系が弱くなったり骨折を起こしやすくなる病気です。
男女比は1:3で圧倒的に女性に多い病気という統計結果が出ており、主な原因は、女性ホルモンの低下、加齢、カルシウム不足、痩せなどがあげられます。

上図によると 5 0 歳頃から骨量の減少が発生し、特に女性の閉経に伴って骨量の急激な減少が起きています。

それでは、骨粗鬆症になると歯を支えている顎の骨にはどのような影響があるのでしょうか?
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 生体硬組織再生学講座歯周病学分野 教授 石川 烈らの骨粗鬆症と歯周疾患の関連性についての報告によると、

1)全身的な骨粗鬆症は、歯槽骨を含む顎骨の骨密度も低下させている。
2) 骨粗鬆症患者で歯周疾患がある場合、 骨喪失やアタッチメントロス(歯の周りの歯ぐきが痩せた状態)はより進行する。
3) 骨粗鬆症は歯周疾患の危険因子の1つと考えられる。
4) 歯の喪失が咀嚼能力を低下させ、食物の消化吸収能力の低下を招き、ビタミンD不足、カルシウム不足、低栄養となりやすく、骨粗鬆症の要因になりうる可能性がある。
5)歯周病と骨粗鬆症の予防や治療は、健康寿命をより長くする因子になることが推測される。

といわれています。
また、歯が揃っていると、歯が全くない人に比べて6倍の力で噛むことができその力が顎骨の骨密度を上げることに繋がる実験結果も出ています。
つまり、骨がもろくなると歯にも大きな影響が出るということです。
快適な食生活を維持するためにも、歯を大切にすることは全身の骨も丈夫にすることになります。
きじま歯科医院はあなたの歯を守るお手伝いをしています。
定期的なメインテナンスを受けることをお勧めします。
一緒に、お口の健康に取り組んでいきましょう

〈院長:喜島〉

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