こんにちは、院長の喜島です。
これから数回にわたって、長持ちする歯の治療のポイントについてお伝えしたいと思います。
きじま歯科医院では前歯部の被せの修復をする場合により審美的な回復を実現するために外科処置も行っています。
一般的に、歯を抜いた後の歯ぐきが治っていく場合、ある程度の顎の骨がやせて少なくなる「骨吸収」という現症がおきます。
また、「骨吸収」が大きいときには歯ぐきの硬い部分の「角化歯肉」も少なくなることがあります。
因みに「角化歯肉」の反対は「可動粘膜」といいます。
実は、歯の周りには、「角化歯肉」が必要で、その幅は最低3ミリと言われています。
この歯の周りの「角化歯肉」が少ない場合は歯周病が進みやすくなってしまいます。
つまり、「角化歯肉」が少ないと歯ぐきが”腫れやすくなる”ということです。
この「角化歯肉」の幅が、あるのと無いのとではその部位の歯の寿命に大きく関わってきます。
そして、歯を抜いた部分をなおす場合であっても「角化歯肉」が少ない場合は、「角化歯肉」を再生することが重要になってきます。
今回の話は、少し専門的になってきましたが、次回は「角化歯肉」の再生について紹介したいと思います。
<院長:喜島>