コロナウィルスにも有効なきじま歯科医院での取り組み 〜その1〜

●消毒、滅菌について
こんにちは、院長の喜島です。
昨今のコロナウィルスの報道で心配されている方もおられることと思います。
そこで、2回にわたってきじま歯科医院での滅菌や消毒の取り組みについてお伝えします。
当院では、日常的に行っていることですが、コロナウィルスに対しても充分に効果を発揮します。

今回は1回目としてきじま歯科医院で行っている消毒と滅菌についてお知らせします。

まず、消毒、滅菌の前に医療現場での清潔不潔の考え方についてお伝えします。

①清潔・不潔の定義
医療現場での清潔・不潔とは何か。
「清潔」とは…滅菌もしくは消毒された状態
「不潔」とは…滅菌や消毒のされていない状態
のことを言います。

きじま歯科医院の滅菌の考え方は、
患者様の体内に入る可能性のあるモノは、すべて滅菌しています。

体内とは、
皮膚の下、粘膜内、粘膜化、骨内など血管が通っている所と思ってくれたら良いです。

因みに、人が食べ物を食べて、外に排出するまでの経路は全て体外と認識して良いです。
つまり、口腔内は体外、胃の中、腸の中も体外であるという事です。

歯科処置で出血する場合は、体内にアプローチする可能性があると考えています。
だから、お口の中で使用する切削器具などは全て患者様ごとに滅菌しています。

②消毒、滅菌の意味

■消毒
病原性微生物を害のない程度まで減らしたり、あるいは感染力を失わせるなどして、毒性を無力化させることをいいます。
消毒も殺菌も、菌を死滅または除去させるという意味では同じですが、効果・程度の要素が消毒にはあります。
一般に「消毒殺菌」という慣用語が使われることもあり、消毒の手段として殺菌をするという意味です。

 
■滅菌
「滅」は、「全滅」の滅であり、菌に対しては最も厳しい対応を指します。
つまり、すべての菌(微生物やウイルスなど)を、死滅させ除去する事です。
日本薬局方は微生物の生存する確率が 100万分の1以下になる手法を滅菌と定義しています。
人体ではあり得ない状況(たとえばヒトの手を滅菌するには、人体の細胞ごと殺さなければならないことになる)であり、器具などの菌に対しての用語です。
当院では、患者さんに直接触れる器具は一度、完全滅菌状態を保ち、コップ、手袋、注射針、注射液、メスなどは全て使い捨て、院内感染の予防に努めています。

当院では、患者様への安全と感染防止の為に消毒、滅菌を必ず行っている環境を整備しているので、安心して治療が受けられます。
次回は、きじま歯科医院での消毒の取り組みについてお伝え致します。

<院長:喜島>

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