皆様、こんにちは。
トリートメント・コーディネーターの鈴木です。
もしもの時の逃げ道はご存じですか?
消火器の置いてある場所はご存じですか?
もしもの時、どんな行動を取りますか?
先日、外部の講師を招いて院内で避難訓練を行いました。
当院は3階建の建物ですが、構造上、一番危険なのは3階です。
なぜなら煙は上にたまり、上の階ほど濃度が濃くなります。
そして、1秒に3〜5mの速さで煙は充満します。本当に一瞬ですよね。
火災で死亡してしまう原因の多くは火傷ではなく、煙を吸うことによる一酸化炭素中毒なのです。
だからこそ、より早く気づいて連携をとって迅速に逃げるということが大切です。
実際に火災が起きたことを想定して、内線電話を使い、3階から2階の保育と1階の診療室に知らせ、それぞれの避難ルートから避難するということを繰り返し行いました。
避難経路である3階のハシゴからの脱出は怖かったですが、とても良い経験でした。
「しっかりハシゴを持って」「あと3段だよ」などスタッフに声をかけてもらえたことでとても安心しました。
もしもの時には、私もそのように声を掛け合って、迅速かつ安全に避難できるようにします。
また消火器の使い方も実践しました。
しかし、一番大切なことは「逃げる」ことです。
もしもの時は、まず命を守るために逃げる行動をしましょう。
そして、安全な場所に移動してから、通報を行いましょう。
今回は消防署に『訓練通報』も行いました。
実際にどんなことを聞かれるのかも体験できました。
その時も、消防士から「今あなたは安全な場所にいますか?」と聞かれました。
逃げてから通報することが前提なんですね。
多くの人がもしもの時、冷静でいられなくなるものですよね。
1分1秒を争う事態が起きた時、対処法や避難の仕方を学べたので、命を守る行動をとっていきます。
〈トリートメント・コーディネーター:鈴木〉
吹田 きじま歯科医院
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