こんにちは、院長の喜島です。
今回は、お子様の顎顔面矯正を始めたときの変化を簡単にお伝えします。
当院では、お子様の6歳臼歯が生えそろった時期を目安に矯正を始めていきます。
それでは、症例をお見せします。
①初診時 拡大前の状態です。
②装置を入れて拡大していくと2ヶ月で上の前歯が開いてきます。
前歯が開いた状態です。前歯が開いてビックリするかもしれませんが正常な反応です。
③一旦前歯が開いた後、徐々に閉じてきます。
1ヶ月後の写真です。前歯が少し閉じてきました。
④3ヶ月後の写真です。前歯が閉じましたが、まだ、逆ハの字になっています
⑤7ヶ月後の写真です。逆ハの字が改善してきました。
以上のように、拡大装置を入れた後前歯は一旦開きますが、そのまま経過を観察していると徐々に閉じてきます。
これは、上顎の骨が一旦開いた後、骨が形成されていくからです。こうして、上顎の骨が成長に合わせて拡大されていきます。
前歯が開きすぎだと思っても自然に閉じてくるので、歯の生えるスペースができるので心配ありません。
この後、噛み合わせの深さを改善するために更に治療を進めます。
⑥矯正1期治療終了時です。この症例では矯正2期治療もすることになりました。
⑦3年後の矯正2期治療終了後の状態です。
噛み合わせの深さも改善され、綺麗に歯が並びました。
⑧矯正前8歳10ヶ月と矯正後14歳4ヶ月の比較です。
初診時から終了まで約6年かかっていますが、お子様の矯正の場合は成長の時期をとらえて、1期治療から2期治療に移行していきます。
終了の目安は、女性で16歳、男性で18歳です。
この症例の場合は14歳で終了としていきますが16歳ぐらいまでは経過観察していきます。
きじま歯科医院では、お子様のお口の予防を定期的に行い、フッ素塗布も行っています。
歯並びの状態で矯正が必要になりそうな場合は、こちらから歯並びについてお声がけをさせてもらっています。
矯正が必要な場合には、矯正に入る時期も含めてお答え致します。
きじま歯科医院では矯正に入る時期は、上下の6歳臼歯が完全に生え、またレントゲンで6歳臼歯の根っこが出来上がった時期を目安としています。
お子様の成長には、個人差があり、矯正に入る時期も、お子様によってそれぞれ違ってきますので、気になるようであればお気軽にご相談下さい。
〈院長:喜島〉
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