こんにちは、院長の喜島です。
今回は、
歯の神経の役割
についてお伝えします。
まずは、歯と歯ぐきの作りの図で説明します。
上の図は、歯と歯ぐきの作りを簡単に示したものです。
歯の神経のことを歯髄(しずい)と言います。
歯はお口の中に見えている部分から歯髄まで歯のつくりは、表面から
エナメル質、象牙質、歯髄となっています。
歯の根っこの部分は、歯槽骨という顎の骨の中に埋まっています。
歯の神経は、歯の健康を維持するための大切な役割を担っています。
●歯の神経の主な役割
• 感覚の伝達:
・痛み: 虫歯や外傷などによって歯にダメージが加わると、神経がそれを感知し、脳に痛みとして伝えます。
この痛みは、私たちに歯に問題が生じていることを知らせ、早めの治療を促す重要なサインです。
・温度: 熱いものや冷たいものを口にした際に感じる温度感覚も、歯の神経が伝えています。
・圧力: 歯に力が加わった時の感覚も、神経が感知します。
• 栄養供給:
・歯の神経には血管が通っており、歯に栄養を供給しています。この栄養は、歯の健康維持に不可欠です。
• 防御機能:
・歯髄には免疫細胞が存在し、細菌の侵入から歯を守っています。虫歯菌が歯髄に侵入しようとした際に、免疫細胞が抵抗し、感染拡大を防ぐ働きをします。
●歯の神経が失われるとどうなるの?
歯の神経を失うと、以下のようなことが起こります。
・痛みを感じなくなる: 虫歯が進行しても痛みを感じなくなるため、気づかずに症状が悪化してしまう可能性があります。
・歯がもろくなる: 歯に栄養が供給されなくなるため、歯がもろくなり、割れやすくなります。
・根尖病変(こんせんびょうへん): 歯の根の先に膿が溜まる病気のリスクが高まります。
●歯の神経を残すために
きじま歯科医院では、極力、歯の神経を残す事を優先しています。
しかしながら、歯の神経は痛みしか伝えません。
歯の神経は歯に異常があった時に、早めに異常を感知するセンサーの役割として痛みを伝えています。
なので、神経のある歯を、処置した後は歯を削ったときの刺激が歯の神経に伝わり一時的に痛みが強くなる時があります。ムシ歯の進行度が大きいほど、処置後の痛みが出やすくなります。
だからこそ早期の虫歯治療が重要となります。
歯の神経を失うと、歯の寿命が短くなってしまうため、神経を残せるように、気になることがあれば早めにの受診や定期的なメインテナンスをお勧め致します。
きじま歯科医院はあなたの歯を守るお手伝いをしていきます。
〈院長:喜島〉
吹田 きじま歯科医院
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