皆さま、こんちには。
歯科衛生士兼カウンセラーの宮岡です。
衣替えの季節です。
半袖を着ているお子様が多いですね。
寒暖差もありますので体調には十分注意していきましょう。
さて、きじま歯科医院では今年も熱中症研修がありました。
時期としてはとても良いタイミングです。
ニュースでもよく放送されている熱中症ですが、どのようなものかご存じでしょうか。
そもそも熱中症とは体内に熱がこもっており、体温調整ができなくなっている状態です。
そして、体内の水分と塩分のバランスが崩れています。
救急搬送のニュースも多く聞きますよね。
それくらい大変なことなのです。
だからこそ、今回は対応や予防についてご紹介いたします。
まず、救急車を呼ぶタイミングは熱中症が疑われたときはすぐ呼ぶようにしてください。
例えば、大人であれば、ペットボトルのキャップが開けられない場合やお口に飲み物を運んでも飲めない場合など救急車を呼んで下さい。
次に救急車が来るまでは平均8分はかかると言われています。
だからこそ、到着するまでの対応が重要になってきます。
日陰に移動し、身体全体冷やしてください。
例えば、服の上から全身に水をかけ、うちわなどであおいで下さい。
約10〜15度まで冷やすようにします。
なぜ、全身を冷やすかというと、首や脇といった太い血管を部分的に冷やしても身体が全体は冷えていかなかったというデータ結果があるからです。
また、お口に塩を入れて、なめさせるなどするとよいです。
絶対にやってはいけないことはミネラルウォーターなどお水だけを飲ませることです。
なぜなら、熱中症とは先ほどもお伝えした通り、水分と塩分のバランスが崩れているためです。
お水だけだと体内の塩分濃度が薄まってしまい、危険です。
では、熱中症にならないために予防方法もお伝えさせていただきます。
予防には水分と塩分を摂取しておく必要があります。
飲み物は麦茶やイオンウォーターがいいです。
麦茶は水分やミネラルが入っています。
また、イオンウォーターには水分や塩分の他に、砂糖が入っているため、身体に吸収されやすいからです。
熱中症になってしまった場合はOSIを飲むようにしましょう。
朝ごはんはパンよりお米の方がいいです。
理由はお米にはパンより水分が多く含まれているためです。
熱中症予防の朝ごはんとしては、お米とお味噌汁がおすすめです。
塩分も一緒に取れるからです。
また、梅干しもあるとクエン酸の効果で身体の疲れもとれます。
夜寝ている間も身体の水分は失われているため、寝る前や朝起きた時はお水や白湯を飲むようにするとよいです。
コーヒーや緑茶、ほうじ茶はカフェインが多く含まれているため、利尿作用があります。
その結果、飲んだ量より体内から出ていく量が増えてしまいます。
熱中症はなる前に日頃から予防をしていきましょう。
<歯科衛生士兼カウンセラー:宮岡>
吹田 きじま歯科医院
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