皆さま、こんちには。
歯科衛生士兼カウンセラーの宮岡です。
台風も近づき心配な日々ですが、
お互い体調に気をつけていきましょう。
精神科医である樺沢紫苑先生のこれからの生き方図鑑からです。
本日は「悪口」についてです。
悪口は相手を悪く言うことと単純に思っていませんか?
私はそう思っていましたが、実は自分に何倍にもなって返ってきているようです。
1つ目、認知症リスクが3倍高まる
東フィンランド大学の研究です。
皮肉や批判度の高い人はそうでない人に比べて認知症リスクが3倍高いという結果です。
その理由はストレスホルモンと言われているコルチゾールが過剰に分泌されて、記憶の保存に関係する神経やシナプスを40%も破壊しているからです。
批判的な傾向が高ければ高いほどリスクが高まるとのことです。
例えば、1日に41本以上のヘビースモーカーの認知症リスク2.1倍より高い数値となります。
つまり、タバコの害以上に脳へダメージを与えているということです。
2つ目、死亡率が1.4倍高い
こちらも東フィンランド大学の研究です。
皮肉や批判度の高い人はそうでない人に比べて死亡率が1.4倍高いという結果です。
ストレスホルモンであるコルチゾールに加えて、血圧を上昇させるアドレナリンが出るからです。アドレナリンは一日の中で何度も出るような状態は心臓に良くないためです。
ネガティブ思考の人はポジティブ思考の人に比べて心臓疾患の発症率が2倍以上高かったなど、多くの研究もあります。
そのため、ポジティブ思考の人の方が10歳以上も長生きするという結果が出ているとのことです。
3つ目、うつ病や不安障害の原因になる
ネガティブな言葉が多い人はそうでない人に比べてメンタル疾患になりやすいとのことです。
その理由は不安や恐怖などの感情を感じたときに活動する脳の一部である扁桃体に影響を与えるからです。
扁桃体の持続的な興奮はうつ病や不安障害の原因になります。
ネガティブな言葉を聞くだけでなく、自分で発しても扁桃体は興奮するとのことです。
だからこそ、悪い方に目を向けるより、良い方に目を向けていきましょう。
褒めるところや励みになるところに意識を向けて、ポジティブな言葉を発していけるとよいですよね。
そして、ポジティブな言葉とネガティブな言葉が3:1以上の人は良好な人間関係や信頼関係が作りやすいとのことです。
3月や4月は別れや出会いのシーズンであり、人や環境が変わる時期でもあります。
ポジティブな言葉で信頼関係を築いていきたいですね。
<歯科衛生士兼カウンセラー:宮岡>
吹田 きじま歯科医院
ブログ一覧はこちら
https://kijimadc.com/category/blog/