小児矯正:左上犬歯が埋まっているのを矯正と外科で起こした症例

こんにちは、院長の喜島です。
小児の矯正治療では、乳歯と永久歯が混ざって生えている時期に矯正治療を開始します。
矯正時期は1期治療として、個人差はありますが12歳の終わりぐらいまで行い、その後は、必要があれば2期治療に移行していきます。

1期治療では成長期のお子さんを対象とするため、永久歯が正常な位置に生えるように、顎の骨の成長を促していくことになります。

今回は、1期治療をしている間に、上顎の犬歯が横向きに埋まる方向に生えていってしまうのを正常な位置に戻していった症例を紹介します。

①10歳11ヶ月 男性
初診時 2019/07/21

②11歳11ヶ月 経過観察
左上犬歯が徐々に近心傾斜してきています。

左上犬歯が徐々に近心傾斜してきているのでCTでチェックしました。

③12歳2ヶ月 経過観察
左上犬歯を起こすために犬歯の頭を出す開窓術をおこない、犬歯を引っ張る力をかけました。

④12歳5ヶ月 経過観察
左上犬歯が徐々に遠心に傾斜移動してきました。

⑤12歳7ヶ月 経過観察
左上犬歯がさらに遠心に生えながら移動中です。

⑥12歳8ヶ月 経過観察
左上犬歯がさらに遠心に移動しました。

⑦13歳0ヶ月       ⑧13歳2ヶ月 経過観察
経過観察左上犬歯が     経過観察左上犬歯がさらにで
見えてきました。      でてきました。

⑨13歳5ヶ月 経過観察
左上犬歯の延出遠心傾斜移動がほぼ完了し今後は2期治療に移行 していきます。

以上です。
1年3ヶ月で左上犬歯を起こすのにかかりましたが、この処置をしなければ犬歯は顎の骨に埋まったままになってしまいます。

成人の矯正では困難な処置になってしまうので、成長期の小児矯正のメリットとなる症例でした。

お子さんの歯並びが気になる方は
きじま歯科医院までご相談下さい。

<院長:喜島>

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