放っておく力📚

みなさま、こんにちは!
カウンセラーの植月です。
いつもきじま歯科医院のブログをご覧いただきありがとうございます。

先日、書籍を拝読しましたのでご紹介させてください。
『仕事も人間関係もうまくいく 放っておく力』著者は枡野俊明さんです。

人間関係に振り回されない人、仕事に前向きに取り組める人、毎日を快適に過ごしている人の共通点は何でしょうか。それは放っておく力のある人です。仏教の禅の中にも、一切の執着を捨て去ることを意味する『放下着(ほうげじゃく)』という言葉があるそうです。

24時間SNSで人とつながる事が日常になった現代、情報に振り回されて、誰かの顔色を伺い、評価を気にして生きるのは息苦しいと感じる事が増えました。

この書籍には何にも捉われない身軽な生き方のヒントがたくさん書かれています。
5章に分かれており、むやみに関わらない、いちいち気にしない、やたらに反応しない、無駄に疲れない、無理に白黒つけないのテーマで構成されています。
どれも読んでみたいと思わせるテーマで引き込まれました。

心に残ったところをいくつかご紹介させてください。

半分わかってもらえれば上等。4割、いや3割だって十分。
人付き合いはもっとドライに考えた方がうまくいく。なぜなら、自分のことを全て理解してくれる人なんて存在しないからです。自分自身であっても気分や感情や考えは秒単位で変わっていきます。全て理解するのは至難の業です。
近しい家族であっても違う人間。
他人に理解してほしいと求めること自体妄想なのです。自分の考えを押し付けずに、相手の意思を尊重して受け入れる。温かい目で見守る。それができないなら、無理して合わせようとせず放置すれば良いと書かれていました。

これぐらいドライな気持ちでいる方がうまくいくこともあるのですね。

見守ることに徹するとも書いてありました。余計な口出しはしない。このまま放置したら危ないというところで、私ならこうするというアドバイスを入れて介入する。子供であっても過剰なおせっかいはお互いにとって良くありません。子供も1人で乗り越えていく力が育たず自立できません。
子育て中の身として、ハッと気付かされました。

諦観というより、鷹揚に。
約束は破られて当たり前。期待は裏切られて当たり前ぐらいの気持ちでいた方が良い。始めから相手に過度なプレッシャーをかけないこと、気持ちを入れすぎないことです。期待より希望の心で臨んだ方が上手くいきます。
予期しない事が起こるからこそ人生は面白い。
『まぁ、そんなこともあるさ』『うまくいけばラッキー』そう考えてラクに過ごせたら心が軽くなりますね。

人事を尽くす。
物事に取り組む時には必死に取り組みます。自分の持てる力を注ぎます。ですが、やるだけのことをやったら、あとは天の采配に任せるのみ。結果がどうなるかを決めるのは私ではありません。人からの評価もそうだと思います。私が関与できない領域です。人事を尽くして天命を待つ。だからこそ、後悔しないように精一杯今を生きようと思える事ができました。
柔軟に謙虚に、自分らしく。
無理なものは無理だと放っておける力。
奥が深くとても勉強になりました。

〈カウンセラー:植月〉

吹田 きじま歯科医院

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