職長教育研修⑤

皆様、こんにちは。
トリートメント・コーディネーターの鈴木です。
前回のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
前回に引き続き「リスクアセスメント」についてお伝えしていきます。

リスクアセスメントとは危険性または有害性の特定し、除去または低減するための手法です。
リスクアセスメントはこのように進めていきます。
①リスクの見積(数値化)
リスク要素であるケガの重篤度や頻度、可能性をそれぞれ数値化し、リスクを見積もります。

②優先度の設定

③低減措置の実施
リスクに対して以下の対策があります。
・本質的対策(廃止、変更、低減)
・工学的対策
・管理的対策
・保護的対策

研修ではこんな事例で行いました。
「動物園でライオンのオリを掃除するときのリスクアセスメント」
・本質的対策→掃除自体をやめる(廃止)・熟練の飼育員にやってもらう(変更)・掃除の回数を減らす(低減)
・工学的対策→お掃除ロボットを使う、ライオンを眠らせておく
・管理的対策→第三者の見張りをつける
・保護的対策→噛みつかれても安全な防護服を身につける

といったようになります。

専門用語で伝えると少し難しくなってしまいました。

何が言いたいかというと、職場に潜むリスクを見つけて、事前に対策をしていたら、意識して気をつけることができる、または取り除くことができます。
その結果、危険に対する感受性が高まり、患者様の安全も確保されます。
そして、スタッフも安心して働くことができます。

今回、テーマを決めて、リスクアセスメントに対する対策はどのようにするかという宿題も出たので、しっかり取り組んでいきます。

〈トリートメント・コーディネーター:鈴木〉

吹田 きじま歯科医院

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