顎顔面矯正症例

こんにちは、院長の喜島です。

今回は、小児矯正のケースを紹介します。

顎顔面矯正は乳歯と永久歯がまざって生えている時期に行う矯正1期治療になります。

乳歯が生えかわって永久歯になるとワイヤーをつけて歯を揃える矯正2期治療に移行していきます。矯正1期治療が終了した時点で希望があれば矯正2期治療に移行します。

顎顔面矯正は矯正1期治療で終了する場合が多いですが、今回は、矯正2期治療まで行った症例です。

 

それでは、始めます。

 

●顎顔面矯正 ナンバー0016

悩み事 歯並びと噛み合わせが深いのが気になるのでなおしてしてほしい

プラン 上顎拡大 下顎6歳臼歯を起こす。

第二次性徴期を捉えて噛み合わせをあげる装置をセットする。

・矯正前    9歳10ヶ月 男性

上下の噛み合わせが深い

永久歯に生えかわるスペースが無い。

・矯正開始 上下装置セット  10歳1ヶ月

・矯正中 1ヶ月後   10歳2ヶ月

拡大1ヶ月経過、上顎前歯の間が開いて装置の効果がでています。

・矯正中 3ヶ月後    10歳5ヶ月

上顎前歯が徐々に閉じてきました。

・矯正中 1年2ヶ月経過      11歳4ヶ月

上顎前歯は閉じて、上下の犬歯が生え始めてきました

犬歯が生えるまで経過をみます。

 

・矯正中 1年10ヶ月経過    12歳0ヶ月

上下前歯部の犬歯が萌出した。

噛み合わせを上げる装置をいれる前の準備で、

上下前歯を揃えていきます。

 

・矯正中 2年7ヶ月経過        12歳9ヶ月

上下前歯にワイヤーをかけて、揃えていきます。

 

・矯正中 1年10ヶ月経過    12歳0ヶ月

上下前歯が揃ったので、BJAという装置をつけて噛み合わせを上げていきます。

資料 グローバルエイトHPより

 

・矯正中 3年0ヶ月経過     13歳2ヶ月

BJA装置の効果が出て噛み合わせの深さが改善されました。

ここまでで矯正1期治療終了です。

この後は2期治療に移行し上下前歯部を揃えていきます。

 

・矯正中 3年10ヶ月経過    14歳0ヶ月

上下の歯が揃ったのでワイヤーをはずして矯正終了に入っていきます。

 

・矯正終了      4年3ヶ月経過      14歳5ヶ月

上下とも揃ったので矯正終了となりました。

下顎の左右に乳歯が残っていますが、生えかわるべき永久歯が元々ないので

18歳頃になれば補綴で修正予定です。

矯正前と比較して,歯並びがよくなり、咬合も浅くなって改善されています。

 

お子様の成長には、個人差があり、矯正に入る時期も、お子様によってそれぞれ違ってきますので、気になるようであればお気軽にご相談下さい。

 

きじま歯科医院はお子様の成長に合わせて、お口の健康と歯を守るお手伝いをこれからも行っていきます。

<院長:喜島>

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