顎顔面矯正研修③

皆さま、こんちには。
歯科衛生士兼カウンセラーの宮岡です。
6月ですね。
きじま歯科医院の保育施設でも可愛く飾り付けされているので、お子さまのお預かりがある方はぜひ楽しんで下さいね。

引き継ぎ、歯の矯正の研修で学んだことについてお伝えします。
前回は矯正治療の種類や不正咬合といって歯並びがガチャガチャしていることでみられる症状についてお伝えしました。
今回は顎顔面矯正治療についてお伝えします。

顎顔面矯正治療とは歯がきれいに並ぶスペースが出来上がるというお子様が対象となる治療法です。
お子様の成長発育する時期を利用することができるからです。
歯を並べるのが目的ではなく、顎の骨格を広げて体の発育異常の立て直しや成長を促進することが目的です。
歯並びが良くなるのは結果であり、後にブラケット&ワイヤー矯正治療が必要になることもあります。
そして、骨格を広げることにより気道が広くなり、鼻の通りが良くなることで鼻呼吸がしやすくなります。それにより、様々な病気のリスクを下げることも期待できます。
つまり、歯並びや顔、骨格のバランスを整えることができ、お子様にとって健康な身体づくりができるということです。

そもそもなぜその矯正治療が必要なのかというと顎の成長不足が原因です。
それにより様々な病気が発症している可能性があります。
例えば、鼻閉や顎関節症、不正咬合、ヒト本来の機能が出来ないなどです。
その背景としては身体や食物の栄養状態が良くなり、歯が大きくなっている一方で、食の多様化・軟食化による咀嚼回数の減少で顎が小さくなっていることが考えられます。
歯と顎のアンバランスが生じているということです。

顎顔面矯正治療で使用する装置は急速拡大装置と言って、下の画像のような装置をお口の中につけます。

きじま歯科医院でもこの装置をつけています。
お子様の顎の発育が期待される時間は限られた一定期間のみです。
だからこそ、顎顔面矯正治療は非常に注目されている矯正治療法になります。

<歯科衛生士兼カウンセラー:宮岡>

吹田 きじま歯科医院

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